活動ブログ

あるカメラが教えてくれたこと

2017/12/13

はじめまして。クリエイティブセンターの清水です。
写真や動画を撮ったり編集したり、映像に関わる仕事が多いです。

12月も半ばに差し掛かり「思い返せば」と色々と振り返ることも多くなってきました。自己紹介も兼ねて少し過去のエピソードを交えて書きたいと思います。

数年前は都内の某新聞社で記者をしていました。
一口に記者と言っても、取材と原稿の執筆を主に行う「ペン記者」や写真撮影を主に行う「写真記者(報道カメラマン)」、他にも記者が書いたばかりの原稿を受け取って校正したり、紙面の構成を行う「整理記者」など色々あります。

もともとが写真好き。今もカメラを持って仕事ができていることに喜びを感じながら仕事をしています。

さて、世間の色々は日進月歩(唐突)。
カメラの世界も毎年驚くような技術や製品が生まれます。
どんどん便利になって、ロボットに仕事が奪われちゃうんじゃ・・とか、時代に置いていかれそう・・とかそんな話、昔からありますよね。僕にも身に覚えがあります。

写真記者だったころ、あるカメラが発売されて(一部のコアな人たちの間で)話題になりました。名前はライトロ。「撮影後にピント位置を変えられる」という今までにないもの。実機を触って不安を覚えました。「とりあえず撮ってからご自由にどうぞ」って、そんなのが一般化したら我々カメラマンの存在意義、相当薄れません?と。

美しい自然風景を背景に記念写真を撮るとします。遠くの山並みにピントが合っていて肝心の人の顔はピンボケだったら。それはそれで“味がある”かもしれませんが、思い通りに写らなかったら失敗ですよね。場合によっては誰かに怒られるかもしれません。

カメラマンはピントに非常に気を遣います。ピントの位置によって、写真の捉えられ方は全く違ってくるからです。高い精度でカメラを操作して、厳しいシチュエーションでもパリッと的確にピントを合わせて写真を仕上げる。というのはまさにプロの専売特許。私もこの道のプロと胸を張れるように努力してきました。だから「ピントは後で」のカメラ、ライトロの登場に「マジか・・」となったのでした。でも、杞憂でした。

質は別。だし、大は小を兼ね、ないときも往々にしてある。

どんなに技術革新が進んでも、それが当たり前になっても、時代に即したプロでいればいいんだと。プロのクリエイティブが簡単にお株を奪われるなんてあるわけないと。ライトロの写真だって、結局ピントをどうするかは自分次第。便利なら取り入れてもっとすごいものを生み出せばいい。いつの間にか守りに入っている自分に気づいたのでした。

もっと尖っていこう。
ということで、私の来年の漢字一文字は「尖」で行きたいと思います。

元記者なのに、、とんでもない長文になってしまいました。。
次回は超端的に参ります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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