マーケティングブログ

どちらが大事!?マーケットインとプロダクトアウト

2018.7.12

マーケティングの考え方で、「マーケットイン」と「プロダクトアウト」という分け方があります。
・マーケットイン …顧客が求めるもの、必要とするものを提供する方針
・プロダクトアウト…会社や作り手が良いと判断したものを提供する方針

こう書くと「マーケットイン」が「プロダクトアウト」より大事!という声が聞こえてきそうですが、個人的には、必ずしもそう言い切れないと思います。

なぜでしょうか?
先日、弊社が開催した「トキっ子子育て応援フェア」の中で、改めて考えさせられました。

私たちリサーチチームは、先日の応援フェアで「トキママ研究所」という商品お試しブースを開催しました。
来場者に、食品や製品をその場で試していただき、感想や評価等をアンケートで回答してもらうというもの。
2日間で3つの企業の方に参加いただき、各100サンプルほどの回収ができました。

そのうちの一社は、「柄沢ヤスリ」様の「初爪」。
置いても取り外しても使える、2WAYタイプのヤスリです。
特に「置きながら片手でできる!」という点が、小さな子どもを抱っこしているママさんに大好評でした。
こちらのヤスリ、もともとはリハビリ現場からの求める声が製作のきっかけだったそうです。
ただ、開発には3年もの月日を要したとのことで、社内で幾度もの改良を重ねてこの形ができたのでしょう。
そしてそれを今回のようなイベントで実際に試してもらい、また改良に活かしていかれるのでしょう。

現場の声やアンケートからニーズを見出し、実際の商品開発に生かすことは、まさしく「マーケットイン」の発想です。
しかしながら、このヤスリの形状を考案し、社内のリソースやヤスリの技術力の高さを活かしてこの商品を作ったのは、「プロダクト」の力がないと成しえません。
そう、「マーケットイン」の考え方で商品を作っても、商品力を伴わなければ、それがヒットすることは難しいのです。

冒頭にお伝えした「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の考え方は、以下のように言い換えることもできます。
・マーケットイン …顧客の顕在化したニーズに応えるもの
・プロダクトアウト…顧客の潜在的なニーズに応えるもの
プロダクトアウトの例でいえば「iPhone」がよく取り上げられます。
ボタンではなくタッチパネルで動作を行うというアイディアは非常に画期的ですが、消費者の潜在的なニーズを読み間違えなかった結果でもあります。

つまり、言ってみればどっちも大事。
タイトルの回収としては何だか肩透かし感があったでしょうか、すみません。
ただ一方で、リサーチに携わっている身としては、「顧客の声を聴く大切さ」自体に気づいていない方の多さに、悔しい思いをすることもしばしば。
商品・サービスの課題やニーズをリサーチで明らかにすることの大切さは、今後も伝えていきたいと思います。

ちなみに、トキママ研究所は長岡での「トキっ子子育て応援フェア」でも実施予定ですので、ぜひご検討くださいね。

グローカルマーケティング株式会社
マーケティング支援部 平山陽子

<プロフィール>
マーケティングプランナー、リサーチャー。群馬県出身。
食品宅配通販会社、ネットリサーチ会社を経て2017年入社。
日本酒は、冬でも冷酒派。
皆さまに役立つ情報・支援をご提供します!

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