マーケティングブログ

アンケートに有りがち!質問作成のタブー

2018.11.28

仕事柄リサーチを担当していると、外食やイベントに行った際には、つい置いてあるアンケートを見てしまいます。
こんな質問の仕方があるのか、と感心することもあれば、この聞き方少しもったいないな、なんて思うことも。
そこで今回は、アンケート作成時に陥りがちな、質問文のタブーについて、一部お伝えできればと思います。

以下の質問を見てみてください。すべて回答者が記述式で答える自由回答と仮定します。
(1) 当店自慢のパスタやピザについて、味の感想を教えてください。
(2) SHARPやPanasonicなど、知っている家電メーカーを教えてください。
(3) 昨日の夕食に何を食べましたか。

どんな問題がありそうでしょうか?

一見すると普通の質問文に見えるかもしれませんが、矢印で記すような問題点があります。

(1) 当店自慢のパスタやピザについて、味の感想を教えてください。
⇒1つの質問で、2つの料理について聞いています。
例えば「おいしかった」という回答があったとして、「パスタ」を指しているか、「ピザ」を指しているかが分かりません。
回答者側が「パスタ」を意識して書いているとしたら、店舗側が「両方おいしい」と思い込むのはミスリード(間違い)です。

(2) SHARPやPanasonicなど、知っている家電メーカーを教えてください。
⇒最初に例を挙げることで、そのメーカーの回答が多くなる誘導尋問です。
必然的に、例があがっていないメーカーの回答は低くなる可能性があります。
ここでは余計な思い込みを入れないよう、質問文を「以下に挙げる中で、知っている家電メーカーを教えてください。」等へ変更し、いくつかの選択肢を挙げる等の対応が必要です。

(3) 昨日の夕食に何を食べましたか。
⇒回答の幅が非常に広い質問です。
肉・魚などの素材を答えるべきか、カレー・寿司などの料理名を答えるか、はたまた中華・和食などのジャンルを答えればいいのか曖昧です。
このような場合は、質問文で答え方の詳細を補足するといいでしょう。

質問作成時に最も危険なのは、「自分が分かっている」前提で「回答者も同じ状況である」と思い込むことです。
特に、意味が通じにくい言葉や、解釈が人によって異なるような言葉、答が複数になるような質問文は、無意識に使ってしまいがちなので注意が必要です。

とは言っても、ここに挙げたのはほんの一部の留意点。
実際には、多くのルールや注意すべき点があり、自分だけで作成するには限界がある場合も多いと思います。
質問の作り方や、アンケート設計に関するご相談は、お気軽にご連絡くださいね。

グローカルマーケティング株式会社
マーケティング支援部 平山陽子

<プロフィール>
マーケティングプランナー、リサーチャー。群馬県出身。
食品宅配通販会社、ネットリサーチ会社を経て2017年入社。
はまってるもの=愛猫「たぬき」(名前)。
皆さまに役立つ情報・支援をご提供します!

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