こんにちは!コンサルタントの山倉です。
こちらの記事では、「新卒採用スケジュールを考える」として3月から情報解禁スタートとなった新卒採用のスケジュールに関してスケジュール策定のためのポイントをお伝えいたします。
皆さん採用スケジュールはどのように組まれていますか。
今回は、
・新卒採用のスケジュール、流れがわからない?
・効果的な選考をするためにどのようにスケジュールを組んだらよいか?
・スケジュールを立てるためにどうしたらよいか?
このようなお悩みに向けた書いた記事です。
新たに新卒採用をスタートしたいという企業様、すでに採用活動を進められている企業様もご参考にしていただけますと幸いです。
今回は、私が採用活動を行う中で大切にしていることをお伝えしています。採用活動に取り組む企業様の少しでもヒントとなれば幸いでございます。
1.新卒採用スケジュール
新卒採用を行う際、1年間を通じてイベントが盛りだくさんとなります。オーソドックスなスケジュールご案内いたします。
4〜6月:会社説明会、選考、夏のインターンシップマッチング
7〜9月:夏のインターンシップ開催
10〜12月:内定式、冬のインターンシップマッチング、業界研究イベントなど
1月~3月:冬のインターンシップ開催、合同会社説明会、学内会社説明会
特に大卒採用において、翌年入社の選考を行いながら、さらにその次の採用を見据えてインターンシップなどを並行して行う流れとなります。
詳しいスケジュールは、画像をご確認いただけますと幸いです。
また、22年卒に関しましても、経団連の「就活ルール」を踏襲する形となっています。
■広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
■採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
■正式な内定日:卒業・修了年度の 10 月1日以降
出典:内閣官房ホームページ(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou/index.html)
高卒採用に関しては、行政、経済団体、学校組織の三者によりルール化されていますが、オーソドックスなスケジュールは下記の通りです。
6月:求人票提出
7月:情報解禁、企業による学校訪問
8月:会社見学会の開催
9月:応募対応、選考
令和3年3月新規高等学校卒業予定者の採用選考期日等が変更となっておりますのでご注意ください。
■企業による学校への求人申込及び学校訪問開始:7月1日
■学校から企業への生徒の応募書類提出開始:10月5日(沖縄県は9月30日)
※変更前は9月5日(沖縄県は8月30日)
■企業による選考開始及び採用内定開始10月16日 ※変更前は9月16日
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000193580_00005.html)
2.スケジュール策定の留意点
このようなスケジュールの中、自社でどのようにスケジュールを立てたら良いのか。3つの留意点をお伝えいたします。
(1)要員計画
まず初めに要員計画が大切です。要員計画とは事業計画に合わせてどのようなスキルを持った人財が何人必要なのか。中長期の経営計画とも併せて考える必要があります。
要員計画に応じて採用活動のタイミングや期間、手法も変わってきます。
採用、特に新卒採用は、企業にとって最も大きな投資とも考えられます。
要員計画を、トップ、現場、共にすり合わせて採用活動を行うことが大切です。
(2)ターゲットに応じたスケジュール
要員計画を整理した上で、ターゲットに応じたスケジュールを策定することが大切です。ターゲットの整理は過去のブログ「採用マーケティングのススメ」もご確認ください。
https://glocal-marketing.jp/blogmarke/blogmarke/20210115/
なぜ、就活ルールや高卒採用にルールが存在するのか?
それは、「持続的な発展のためには、若者の人材育成が必要不可欠であり、学生が学業に専念し、多様な経験ができる環境づくりを進めることが重要」という背景があります。早期採用など企業によっては早期に選考をスタートすることもあるかと思いますが、ターゲットの学業や背景に応じたスケジュール策定が大切です。
インターンシップに関しても、企業側としては採用目的が強くなってきていますが、本来は「就業経験を通じて人財育成を行うこと」です。自社で活躍していただく人財のためにもスケジュールもそうですが、内容においてもこのような背景を意識することを大切にしています。
(3)入社意識を醸成する
そして、スケジュールの中で求職者が入社したいと思っていただくために、入社意識を醸成するようにスケジュールすることも大切です。
たとえば、冬のインターンシップであれば、マッチングフェアで自社のことを知ってもらい、インターンシップの中で自社の理解を深めていただき「もっと当社のことに知りたいという方は、次に会社説明会もあるよ。」という形で会社説明会に参加いただく。
学生との接点を増やすとともに、入社意識を醸成していくスケジュールを策定することが大切です。
特にインターンシップや会社説明会に参加したタイミングは入社意識(志望度)が高いタイミングでもありますので、その流れであまり期間を開けずに選考のご案内ができると有効と感じています。
3.採用後の人財の活躍のために
今回採用のスケジュールに関してお伝えいたしましたが、採用活動は採用して終わりではありません。採用後の人財の活躍のために「採用後のスケジュール」も大切です。
キーワードは「オンボーディング」です。オンボーディングは「飛行機や船に乗る」といった意味で捉えられますが、組織の一員となった社員(乗組員)が少しでも早く組織になじみ活躍していただけるようにスケジュールを組むことが大切です。
オンボーディングのスケジュール策定においては
①:期待する目標、成果を定める
②:目標、成果を達成するために必要な知識、スキルを整理する
③:①②を基に育成プログラムなどスケジュール策定する
上記のような形です。また、研修だけではなく、メンター制度や1on1、交流会など育成とともに社員との関係性構築できる内容を用意することも大切です。
今回は新卒採用のスケジュールを考えるをテーマにお伝えいたしました。
採用活動に関してお困りの場合にはまずはお気軽にご相談下さい。無料でお話を聞かせて頂きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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私がこの記事を書きました!
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マーケティングコンサルタント
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