こんにちは!コンサルタントの山倉です。
こちらの記事では、「北京オリンピックに学ぶ組織力強化」といたしまして、組織力強化のポイントを考えていきたいと思います。
昨日閉会式を迎えた北京オリンピック、17日間の熱戦、日本チームは、金3つ、銀6つ、銅9つの計18個のメダルを獲得し、2018年平昌大会の13個を上回って、冬季大会における最多記録を更新しました。
確かな躍進につながった理由として、組織力強化の視点から考えていきたいと思います。
今回は、組織力強化を考えるとして
・チームだから実現できる
・目標によるマネジメント
・ビジョン=ありたい姿の大切さ
上記3つのポイントから考えていきます。
1.チームだから実現できる
今回のオリンピックから新採用された男女混合種目として、スキージャンプ混合団体などチームによる種目も多くありました。スキージャンプ混合団体では、高梨選手が残念な結果になってしまいましたが、その結果をチームで盛り返す、高梨選手を励まし合う光景に大きな感動を覚えました。
「組織といえど人それぞれの弱みを克服することはできない。
しかし、組織は、人の弱みを意味のないものにすることができる。」
ドラッカーの言葉になります。今回は弱みではありませんが、弱みを指摘し合うのではなく、それぞれの強みを発揮し、組織であるからこそ、支え合い、補い合えることが組織力強化につながっていくポイントと感じています。
カーリング女子の銀メダルも、ストーン(石)を投げる人、ブラシでこする人(スイーパー)、投げる場所を指示する人、それぞれが役割を果たし、チーム全体の力がメダル獲得につながったと思います。
スピードスケート女子団体パシュートにおいても、涙の銀メダルとなりましたが、
高木美帆選手のインタビューコメント
「チームとして、もっと前にやれることがあったと思う」
にチームとして成果を上がることに集中することの大切さを感じました。
今回のオリンピック、個人でメダルを獲得できなかったとしてもチームでのメダル獲得を実現したシーンも多く目にしました。
「チームだから実現できる」
これが一つ目のポイントと感じました。
もちろん選手だけでなく、監督、コーチ、開催に関わる関係者も一つのチームとして、メダル獲得に貢献した結果と感じています。
2.目標によるマネジメント
今回のオリンピックでは、不明瞭な採点や失格など様々な物議がありましたが、2つ目の組織力強化のポイントは、目標によるマネジメントにあるのではないかと感じています。
的確な審査基準、評価があるからこそ、自らの演技をマネジメントできるようになるのではないかと思います。
マネジメント(自己管理)出来ることで、強い動機づけにつながり、
「メダルを獲得するためにどうしたらよいか」最善を尽くす願望につながると考えられます。
過大評価、過小評価がないことで、自己管理が可能となり、成果に対してのフィードバックも可能となります。そうすることで意欲的、能動的に取り組むことができると感じています。
スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手は、決勝での厳しい採点はありましたが、2回目のジャンプではまさに1回目を上回るプレイを見せ金メダル獲得。さすがとしか言いようがありません。
3.ビジョン=ありたい姿の大切さ
3連覇は逃したものの4回転半ジャンプに挑戦した大会を振り返り、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手の会見のコメントを紹介します。
「いままで4A(4回転半)を跳びたいとずっと言ってきて、目指していた理由は僕の心の中に9歳の自分がいて『跳べ』とずっと言っていた」
9歳からずっと自らのありたい姿を明確に描き、取り組んでいたからの言葉ではないかと感じています。実際、ご存じの通り羽生選手は今までに多くのメダルを獲得し、回転不足の判定とはなりましたが、国際スケート連盟の公認大会で4回転半ジャンプとして認定されました。
ビジョン=ありたい姿を描くことの大切さを改めて感じています。
また、ビジョンに関して、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)においても、「JOC Vision 2064」を策定されています。
JOC Vision 2064:「スポーツの価値を守り、創り、伝える」
■活動指針
・オリンピズムが浸透している社会の実現
・憧れられるアスリートの育成
・スポーツで社会課題の解決に貢献
「JOC Vision 2064」は、JOCが長期的に追い求める“ありたい姿”を表したもので、永続性を示す意味から、1964年の第18回オリンピック競技大会(東京)から100年となる2064年をビジョンの名称に織り込み、「東京2020大会をみた子どもたちが、未来の社会を動かす中心にいてほしい」、そんな思いを込めて、「JOC Vision 2064」としました。
出所:「JOC Vision 2064」の策定について
https://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=14087
ビジョン=ありたい姿を定めることで、組織の力を集結し、ありたい姿の実現につながると感じています。これからもアスリートの活躍を期待しています。
いかがでしたでしょうか。
今回は「北京オリンピックに学ぶ組織力強化」をテーマにお伝えいたしました。
改めて私自身も野球をしておりましたが、アスリートからビジネスのヒント、学びにつながることが数多くあると感じています。
今回の内容が組織力強化の実現に向けて、ヒントとなりますと幸いです。
組織力強化や職場づくりなどに関してお困りの場合にはまずはお気軽にご相談下さい。無料でお話を聞かせて頂きます。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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私がこの記事を書きました!
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