マーケティングブログ

2013-11-14 悩み多き消費税増税

安倍首相が消費税8%への増税を発表して以来、小売業や流通業各社は消費税増税後の価格表示について様々な見解を示しています。

例えば、日本チェーンストア協会は『「本体価格」を基本とする』という見解を示していますが、一方で日本百貨店協会では『「本体価格」(税抜価格)のみの表示と「総額表示」(税込価格)を併用する』という立場をとっています。
また、スーパーのカスミでは、今月5日に「『本体価格』での表示とするが、可能な限り『総額表示』に努める」と発表しました。

消費税増税に関する価格表示の見解については各社それぞれですが、全体的にみるとやはり『「本体価格」と「総額表示」の併記』という立場が多いように見受けられます。

そんななか、今月8日の日経MJには、大手婦人服チェーンのしまむらが「これまで通り『総額表示』を維持する」と発表したことが載っていました。
同じ商品だとしても税込価格を現状通り据え置くため、来年4月の増税後は実質的な「値下げ」になります。
にもかかわらず、しまむらはお客様の根強い「価格志向」に対応するため、これまで通りの「総額表示」で統一するとしています。

お客様にとっては、「しまむら」のようにこれまで通り変わらず「総額表示」がありがたいでしょうが、百貨店などは仕入れ関係やメーカーとの関係により、一律「総額表示」がなかなか難しいようですね。

私たち消費者としては、「消費税増税」と聞くと「支出がかさむなぁ…。」という感覚が強くあります。
しかし、売り手側は「お客様の混乱をどうやって最低限に抑えるか」「消費の冷え込みをどうやって避けるか」など、現在も悩み多きことなのかなと感じます。

こうして考えてみると、私たちが普段「価格」について考える機会が少ないことを実感してしまいます。
私たちは「どのように売るか」「どのようにお客様へ伝えるか」など、販売促進や営業活動については常日頃から考えます。
しかし、お客様から商品・サービスの対価としていただく「価格」についても、販売・営業面と同様に深く考えるべきだと改めて考えさせられますよね。

新潟マーケティング大学の11月定例講座では、「価格」をメインテーマとし、今一度「価格」を考え直す場をご提供します。
ご興味のある方は、以下のURLから是非お気軽にお申込み下さい。

http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M174270&c=2970&d=fd50

この記事の詳細を見る

2013-10-31 まず必要なことは見えるようにすること

以前、こちらのコラムで「マーケティングの4Pと4C」という内容をお送りしました。
マーケティングの4Pとは、「製品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「販売促進(Promotion)」の頭文字をとっています。商品・サービスを販売していくうえで、以上の4つのPの視点から考えることが大切である、という考え方です。
マーケティングの書籍や各種ビジネス書でも紹介されている、とてもポピュラーな考え方ですね。

■マーケティングの4Pと4C
http://glocalmarketing.blog.fc2.com/blog-category-4.html

4つのPという視点からマーケティングを考えることはとても重要ですが、「考えても分からない…」というとき、ありますよね。
そんなとき、皆さんならどうしますか?

『もしドラ』で有名な、ピーター・ドラッガーの格言のなかには、こんなものがあります。
「まず必要なことは、見えるようにすることである。」
当社でも同じようなことが言えますが、基本的な4Pを考える際に「答えが出ない」ということは往々にしてあります。そんなとき、最も効率的な手法が「市場に聞く」もしくは「お客様に聞く」ということでしょう。

同様に、ドラッガーの言葉には以下のようなものもあります。
「顧客や市場について、企業が知っていると考えていることは、正しいことよりも間違っていることの方が多い」
「企業が売っていると考えているものを、顧客が買っていることは稀である」

企業がいくら考えても、商品やサービスを提供する側(=企業)と、購入する側(=お客様)とのあいだで、認識や感覚のズレはどうしても生じます。
そんなときも、最も効率的な手法が「お客様に聞く」ということではないでしょうか。

このように、「市場の声を聞く」「お客様の声を聞く」ということは、マーケティング・リサーチにほかなりません。当社でもリサーチの相談を受けることが多いですが、突き詰めると、「4PのいずれかのPが不明瞭だから」ということが多いです。

企業が考える自社の商品・サービスの価値は、実際にお客様から聞くまではあくまで「仮説」に過ぎません。お客様の声や市場の声を聞くマーケティング・リサーチを行うことで、より強固なマーケティング戦略を立案することが可能になるのではないでしょうか。
弊社の運営する新潟マーケティングリサーチのHPでは、県内で行ったリサーチの実績をご紹介しています。興味のある方は一度ご覧になってみてください。
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M170533&c=2970&d=fd50

Photo from:http://www.flickr.com/photos/isaacmao/62322208/

この記事の詳細を見る

2013-10-16 PCとスマホ、利用動向の違いが明らかに

先日、調査会社のニールセンがインターネットの利用に関する調査結果を発表しました。
ニールセンでは、PC版とモバイル版の“NetView”という仕組みを取り入れ、独自の方法でインターネットの利用に関する調査を実施しています。
調査によると、2013年8月にPCからインターネットへアクセスしたのが5,320万人であったのに対して、スマートフォンからインターネットへアクセスしたのは3,330万人という結果となったそうです。
この調査結果から、スマホからインターネットを利用する層は、PCからインターネットを利用した訪問者数に対して63%にまで拡大しているということが分かります。

また、アクセスしたサイトをPC・スマホ別に見てみると、利用傾向が明らかに異なっていることが分かりました。
PCでネットを利用する際は、1位Yahoo(82%)、2位Google(57%)と、ダントツでYahooへのアクセスが多くあります。
一方で、スマホ経由でネットを利用する際は、1位Google(97%)、2位Yahoo(90%)、3位facebook(72%)という結果となりました。

以下のURLからスマホとPCの利用動向を表したグラフを見ても分かる通り、スマホとPCではアクセスするサイトが大きく異なり、特にスマホではソーシャルメディアを利用する傾向が高いと言えますね。

■調査結果詳細
http://www.netratings.co.jp/news_release/2013/09/Newsrelease20130926.html

さらに、同社が行った別の調査結果によると、20代女性のスマホユーザーのうち3人に2人はスマホで買い物をした経験があるとしています。

■調査結果詳細
http://www.netratings.co.jp/news_release/2013/09/news20130905.html

ここ数年でスマホの需要が急速に広がり、「ネットを利用するのはPCだけ」という時代ではなくなってきているのは、皆さんご存知かと思います。
今回の調査では、PCとスマホでアクセスするサイトが大きく異なる傾向にあることが分かったことで、企業としてはPCだけでなくスマホに対しても最適なアプローチをとることが求められていると受け取れますね。今後もPC、スマホともに適切なアプローチを行い、WEBマーケティングを最大化させる取り組みが必要となるのではないかと感じます。

この記事の詳細を見る

2013-10-11 『巻き込み力』で事業を加速

先日、遅めの夏休みを頂いて広島県尾道市に行ってきました。
以前もご紹介しましたが、尾道のまちづくりを伝統産業であるデニムを通じて行うプロジェクト、「尾道デニムプロジェクト」が現在も進行しています。
今回、「尾道デニムプロジェクト」の仕掛け人である「ディスカバーリンクせとうち」の方々にお話を伺うことができました。
本日はそこでのお話の一部をご紹介したいと思います。

「尾道デニムプロジェクト」の詳細は以前のコラムでも紹介しました。
http://glocalmarketing.blog.fc2.com/blog-date-201306.html

尾道市や隣接する福山市などを含めた「備後地方」で古くから盛んなデニム産業を通じたまちづくりを行っていくことが本プロジェクトの目的です。
プロジェクトには、備後地方で作られるデニムブランド“Resolute”との共同企画で、推進主体は「ディスカバーリンクせとうち(以下DLS)」となります。

■ディスカバーリンクせとうち
http://dlsetouchi.com/

尾道デニムプロジェクトは今年の1月に開始されましたが、1年もたたないうちに実に数多くのメディアに取り上げられています。
一部海外メディアにも取り上げられたそうです。Facebookページも8,000いいね!に到達し、目まぐるしく広まっています。

「そこまで急速に普及した理由は何か?」とプロジェクトリーダーにの檀上さんに質問をしたところ、「『巻き込み力』でしょうか?」という回答が返ってきました。

尾道デニムプロジェクトは、DLSが主体的に運営している一方、実際には備後地方の様々な企業やその経営者、個人の方々など、DLSという会社を多くの協力関係が取り巻き、一種のアライアンス(=同盟)のようになっているそうです。

「そこまで急速に普及した理由は何か?」とプロジェクトリーダーの檀上さんに質問をしたところ、「様々な方々の協力を仰ぎ、多くの方を尾道のまちづくりに巻き込む『巻き込み力』に我々は長けているのかな?」とおっしゃっていました。

「尾道のまちを盛り上げる」という一つのビジョンに向かって、様々な方々を巻き込みながらより大きな推進力で進んでいく。当社のような民間企業はじめNPO法人などの組織でも、ビジョン実現に向けてより推進力を増していくために、DLSの『巻き込み力』という概念は勉強すべき点だなと感じました。

この記事の詳細を見る

2013-09-26 大阪王将のユニフォーム割

本日は大阪王将が始めたおもしろいキャンペーンをご紹介します。
先日9月中旬から1週間程度ですが、大阪王将が「ユニフォーム割」を謳ったTVCMを放映しました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
「ユニフォーム割」とは文字通りチームのユニフォームを着て大阪王将に来店すると、お店で割引を受けられるという内容です。スポーツという切り口でキャンペーンを促している点が面白いですよね。

大阪王将の「ユニフォーム割」のねらいは大きく2点あるのではないかと感じます。
1つ目は、中高生の部活動や社会人スポーツの「チーム」をターゲットとして、部活動やチームメイトなど「集団」での来店を促している点ではないでしょうか。
2つ目は、明確な「来店動機」を作る点であるように感じます。
ただ単純に、「期間限定で割引を行っているので、是非ご来店ください」と発信するよりも、「部活動の後やチームの練習の後に、そのまま来店すると割引しますよ!」という発信の方が、より明確に発信することができますよね。
「割引」に加えて、「来店の経緯」まで絞り込んで発信することで、より強い訴求が可能となりました。

大阪王将では現在も「スポーツアイテムプレゼントキャンペーン」を行うなど、「スポーツ」という切り口でプロモーション活動を実施しています。
こうしたおもしろい取り組みが、他店との差別化にも繋がっているのではないでしょうか。

この記事の詳細を見る

2013-09-26 コラボでビジネスを加速

先日、新潟県と新潟県総合生活協同組合の間で、「地域の見守り活動」で協定を締結したというニュースがありました。締結式の様子が夕方の報道番組などで取り上げられていました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

http://www.niigata.coop/news/828_index.html

この協定では、地域の高齢単身世帯に対して、より密に地域のサポート体制を整えることをめざしています。
新潟県は、総合生協が各世帯に宅配サービスで訪問した際、高齢者の異変がないか見守ることを求め、異変があった際には速やかに各市町村の担当課に連絡することを依頼しています。
近年叫ばれている「買い物弱者」や「単身高齢世帯」の問題解決に向けて、行政と民間が連携して対応しようという意図が伝わります。
地域の高齢者が安心・安全に暮らせる一助になることが期待されますね。

皆さんご存知の通り、総合生協は宅配サービス事業を進め、定期的に商品の宅配を通じて地域の各世帯に訪問しています。
今回の協定で行政と民間が連携することで、「地域の見守り活動」という新しい付加価値がより強固に提供されることになりそうです。

このように、他社との連携を通じて今までにない新しい価値の提供をはじめ、様々な相乗効果を発揮します。
新潟県と総合生協との連携では、「地域の見守り活動」というサービスを提供するうえで、より強固な基盤づくりのきっかけとなったのではないでしょうか。

また、洗濯洗剤やデンタルヘルスケアで有名なライオン株式会社は、タクシー会社と連携して商品の効果的なPRを図っています。
ライオンは子育て中のファミリーに配慮した「子育てタクシー」を実施するタクシー会社と連携し、衣類や布製品用の抗菌・消臭スプレーなどを車内で無料配布しています。
消臭スプレーを無料配布するだけでなく、タクシー1台につき1本のスプレーを車内に設置し、後部座席には商品の小冊子も置いています。

ライオンにとっては、子育て中のファミリーに効率的にPRできるというメリットがある一方、タクシー会社にとってはメインのターゲットとなる子育て家庭層に「商品を無料でプレゼントできる」という新たなサービス提供につながっています。

ご紹介した2つの事例でも分かる通り、お互いにメリットを得られる「win-win」の関係構築が、コラボを成功させる大きなカギとなります。
どちらか一方しかメリットが得られない、もしくはどちらか一方の負担が大きいなど、win-winの関係性が崩れると期待以上の成果はなかなか難しいでしょう。

一社では難しいことも、他社と連携・コラボすることで実現できる可能性が大いに高まります。
お互いの経営資源を補い合い、お互いに良好な関係性を気づくことで、より大きな相乗効果を生むことができるでしょう。

この記事の詳細を見る

2013-08-29 facebookは効果があるのか?

こんにちは。グローカルマーケティングの松岡です。

私は多くのお客様のWEB集客についてご支援させて頂いておりますが、「facebookは本当に効果あるの?」と聞かれることがよくあります。
実は私もfacebookが日本で広まり始めたころは、その効果に懐疑的でした。
こんなもので人が集まったら苦労しないよ!と思っていました。

現在は「facebookは効果があります!」とはっきり言うことができます。
事実、当社が主催している「新潟マーケティング大学」では約34%の方がfacebook経由での申込みとなっています。
(参加していただいたお客様にアンケートを取って確認しています)
もしfacebookが無ければ参加者は30名から20名に減っていたことになります。

また、ある企業が「ファンになった後に会社へのイメージがどう変わったか」を調査したところ、「イメージが良くなった」、「興味を持った」、「親近感を持った」など、好意的な回答が60%にのぼり、「イメージ向上」につながっていることが分かります。
※ガイアックス「facebookページのファンになってからの態度変容・購入経験等についての調査」より

では、なぜ成果が出ないと感じる企業が多いのでしょうか?
実際にお客様のお話をお聞きすると、効果が実感できない原因は3つに分類することができます。

1.いいね数が足りない
facebookページへの「いいね数」が少ないと効果は非常に低いです。
当社でも効果を感じてきたのは「500いいね」を超えてからでした。
実はfacebookページの投稿は全てのファン(いいねした人)に届くわけではありません。独自のアルゴリズム「エッジランク」というものがあり、約12%のファンにしか届いていないというデータもあります。
(※エッジランクの確率はファンの反応などにより変わります)

2.共感される投稿が少ない
「いいね」とは「共感した」という意味です。あなたの投稿に共感される要素が多ければ、多くの「いいね」を集めることが出来ます。
ある製造業の投稿ですが、「今日食べた昼ごはん」が永遠と投稿されていました。
ファンは担当者のお昼ごはんに興味はなく、いいねが集まるはずがありません。

3.明確な目的を持たず運営している
これは一番大きな原因だと思います。何のためにfacebookを運用するのかという目的を持たずに運用する企業が非常に多いです。
目的なく運用しているため何を投稿していいのか分からず、「今日食べた昼ごはん」が主な投稿になっていきます。

facebookは中小企業にとって大きなチャンスだと思います。
多額の広告費を使わなくてもターゲットとなるユーザー(ファン)に、直接告知することが出来るからです。
より効果的な運用をするために、まずはこの3つを見直してみてはいかがでしょうか?

実は9月に開催される新潟マーケティング大学のテーマは「facebookページ徹底活用」です。
これまでもマーケティングやネットビジネスなどの講座の中でfacebookについて説明することはあったのですが、もっと詳しく聞きたいという要望が大変多かったです。
今回、初めて2時間全てを使って当社が持つfacebookのノウハウを公開しますので、効果を実感できない方はぜひご参加ください。

<詳しくはこちら>
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M154792&c=2970&d=fd50

この記事の詳細を見る

2013-08-22 ビッグデータとスモールデータ

皆様はお盆休みいかがお過ごしでしたでしょうか?
8月ももう後半戦。この調子で気づいた時には暑い夏も過ぎ去ってしまっているのでしょうか。。。

さて本日のテーマですが、「ビッグデータとスモールデータ」と題してお送りしたいと思います。
近年、「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータ群を活用し、企業のマーケティング活動に活かしていこうとする気運が高まってきていますね。
ビッグデータに関する書籍も多く販売されています。

ビッグデータとは、企業が持つ膨大なデータ群のことを言います。
例えば、アマゾンや楽天などの商品購入履歴やサイトのアクセス情報、多数店舗の売上データやPOSデータ、広範囲の商圏における世帯情報や購買履歴、膨大な会員の個人情報や世帯情報などなど、企業によって蓄積されるデータはそれぞれです。

以前もご紹介しましたが、ビッグデータ時代の新たなサービス展開として、最近ではfacebookやtwitterなどのコメントを、企業の商品開発や商品・サービス改善につなげようとする「ソーシャルリスニング」という概念も出てきています。

詳しくはこちら
http://glocalmarketing.blog.fc2.com/blog-category-5.html
http://glocalmarketing.blog.fc2.com/category3-1.html

ビッグデータとは文字通り企業が保有する膨大なデータ群と言えますが、ビッグデータを保有する企業は日本でもそう多くはないでしょう。しかし、「既に保有する固有のデータを活用しマーケティング活動に反映していくべき」とする考え方については、企業規模の大小に限らず重要であると言えそうです。

ビッグデータに対して、多くの企業が保有する既存のデータ群のことを「リトルデータ」や「スモールデータ」と言われるようになりました。

宅配すしの「銀のさら」、宅配釜飯の「釜寅」を運営する株式会社ライドオン・エクスプレスでは、宅配商圏ごとに折込チラシの反応率を毎回データとして蓄積し、次回以降の折込チラシのためにデータを活用しています。また、この会社では折込チラシの写真の大小やキャッチコピーの文言、文章と写真のレイアウトなども毎回細かく検証し、データとして蓄積しています。

このように、自社のマーケティング活動をさらに加速させていくためには、データ量の大小を問わず、既存データを分析・検証することが重要です。
こうした取り組みによって、PDCAサイクルがうまく回り、非常に効率的なマーケティング活動を実践することができるのではないでしょうか。

「うちの会社ではデータなんて貯めてないし・・・」
という方もいらっしゃるかと思いますが、まずは社内で保有・蓄積しているデータを確認することをオススメします。
その後、販売促進やマーケティング活動にどのように活用させるか、データ活用の目的に応じて、データ化すべき情報を整理し、保有・蓄積体制を整えていくことで、後の販売促進やあらゆるマーケティング活動がより効果的かつ効率的に進んでいくことでしょう。

この記事の詳細を見る

2013-08-15 広がる『動画を活用したプロモーション』

近年、YouTube・ニコニコ動画・Ustreamなどの動画共有サービスの広がりにより、多くの一般ユーザーが動画の閲覧・配信を楽しめるようになりました。
10年前まで動画を配信するために、月数万円のストリーミングサーバー(動画配信用のサーバー)を借りていたのが嘘のようです。

動画共有サービスの広がりにより、個人・法人を問わず様々なプロモーションが可能となり、ネットで人気のミュージシャンがデビューするという事も珍しくなくなってきました。

そんな中でさらに動画を活用した面白いプロモーションも出てきていますので、今回は2つの事例を紹介したいと思います。

1つめは広島市選挙管理委員会が行った、「フラッシュモブ」を取り入れた参議院選挙のプロモーションです。
フラッシュモブ(Flash mob)とは、インターネットを介して不特定多数の人間が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為であり、今回はfacebookで呼びかけた約100名の一般応募者も参加したそうです。

繁華街の広場で男性が音楽を流しダンスを始めると、遠巻きに見ていた人々が次々と加わり、最終的に150名の参加者が音楽に合わせて踊り、買い物客などを驚かせました。

このフラッシュモブを実際に見た人は少ないと思いますが、動画共有サービスにアップされることで多くのユーザーの目に触れ、クチコミで広がって大きな話題となりました。

2つ目はアメリカ・ミシガン州のグランドラピッズという都市で5000人の住民が出演した「街おこしプロモーションビデオ」です。
発端は2011年1月、Newsweekの「アメリカの死にゆく街」という記事で、グランドラピッズが10位に選ばれた事でした。
すぐにfacebookなどを使って団結した住民は、グランドラピッズの素晴らしさを伝えるために街ぐるみでプロモーションビデオの制作に取り組みました。
そして住民5000人が、ドン・マクリーンの「American Pie」(アメリカンパイ)に合わせてクチパクやパフォーマンスを披露する、約10分のワンカットプロモーションビデオが完成したのです。
この動画は世界中で話題となり、グランドラピッズは大きな注目を集めることに成功しました。

2つとも動画共有サービスによるクチコミを活用して多くのユーザーに知ってもらうきっかけを作りました。
動画活用というとテレビCMや製品動画などが一般的と思われがちですが、人々の共感を得るような動画を作成することで多くのユーザーに広めることが可能となります。

グローカルマーケティング 松岡

この記事の詳細を見る

2013-08-09 マーケティングの4Pと4C

マーケティングに関するあれこれを毎週メールでお送りしておりますが、皆さんは「マーケティング」と聞いて何を想像されるでしょうか?
毎回お読みいただいている方や新潟マーケティング大学に何度かご参加されたことのある方であれば、「マーケティングとは売れる仕組みづくり」とイメージしていただけると期待しています。。。

一般的に「マーケティング」という領域のなかでよく紹介されるのが、「マーケティングの4P」と言われる考え方です。
マーケティングの入門書のような書籍のなかでは必ずと言っていいほど紹介される考え方です。

ご存知の方も多いかと思いますが、「マーケティングの4P」とは【Product(製品)】【Price(価格)】【Place(流通)】【Promotion(販売促進)】の4つの頭文字をとっています。
例えば新商品を開発して市場に投入する場合などは、こちらの4Pを考えながら販売戦略を設計していくことが重要ですしセオリーです。

しかし一度立ち止まって考えてみると、このような「マーケティングの4P」は“企業側の視点”であることに気づきませんか?
商品やサービスを市場に投入する際、マーケティングの4Pを考えることはとても重要ですが、企業側の視点だけで商品・サービスの販売戦略を設計していくことは非常に危険です。

そこで、マーケティングの4Pを考える際に、企業側の視点だけでなく“お客様の視点”からも考えていくことが重要となります。
そこで、マーケティングの4Pと並列して考えていきたいのが、マーケティングの「4C」です。

「4C」とは、
【Customer Value(お客様にとっての価値)】
【Customer Cost(お客様にとってのコスト)】
【Convenience(利便性)】
【Communication(お客様との会話)】
という、4つの“C”という視点での考え方です。

4Cの一つ一つが、先ほどご説明した4Pと対応します。

例えば、
【Product(製品)】と【Customer Value】=商品がお客様にどのような価値を提供しているか、
【Price(価格)】と【Customer Cost】=お客様にとってどれだけのコストとなり得るのか、
【Place(流通)】と【Convenience】=お客様が買いやすい仕組みを作れているか、
【Promotion(販売促進)】と【Communication】=お客様とコミュニケーションがとれているか、
などなどといった具合です。

私たちのように、商品・サービスを提供する側は、往々にしてお客様側の視点で考えることを怠りがちで、企業側の視点のみで販売戦略を設計しがちです。
企業側の視点である“4P”と同時に、お客様の視点である“4C”も同時に考えて、商品・サービスを設計していくことを怠らないようにしたいですね。

この記事の詳細を見る

2013-07-26 集団責任

私は昔からバスケットボールが好きで、今でも試合観戦をしたりしていますが、バスケットボール大国として有名なのはもちろんアメリカです。
2008年の北京、2012年のロンドンオリンピックではアメリカ代表は2年連続で金メダルを獲得しています。
北京、ロンドンで2連覇を果たしたアメリカ代表監督、マイク・シャシェフスキー監督、通称“コーチK”は、アメリカのバスケットボールの名門校であるデューク大学で監督に就いており、2001年にはバスケットボール殿堂入りも果たしています。
コーチKはバスケットボール界でも名将の一人として数えられています。

そんなコーチKですが、自身の書籍のなかで「集団責任」の大切さについて紹介しています。本日は、コーチKの書籍『コーチKのバスケットボール勝利哲学』から「集団責任」についてご紹介したいと思います。

コーチKは「集団責任」の大切さについて、以下のように自身の書籍のなかで書いています。

「…ともに勝って、ともに負けるチームには、非難などというものは存在しません。
“非難”とは集団の内部で様々なものを破壊する力であって、本当に完成したチームのロッカールームに“非難”が入り込む余地などまったくないでしょう。
誰かが上手くやってくれているときには、わたしたちみんな上手くやっているのです。
誰かがミスしてしまったときには、わたしたちみんながミスをしているのです。…」(『コーチKのバスケットボール勝利哲学』より抜粋)

今回ご紹介した「集団責任」という概念ですが、私たちのようにビジネスに関わる方々に対しても多くの示唆を含んでいるように感じます。

例えば、成績の悪い営業マンがいた場合、私たちは「なぜ結果が出ないのか?」と個人に対して非難や注意を浴びせがちです。
しかし、「集団責任」という視点で考えると、営業部は一つのチームであり、個々の成績の高低はチームとしての「集団責任」として考えるべきでしょう。
個に対して非難をするのではなく、組織でどのように改善できるのかを考えるべきだと言えそうです。

『コーチKのバスケットボール勝利哲学』では、コーチKの実体験を多分に含み、チームマネジメントに関する多くの教訓を示しています。こちらの書籍は、バスケットボール関係者だけでなく、企業経営者や管理職など、マネジメントを要求される多くの方々にも読まれているそうです。

私たちのように企業や組織といった「チーム」として活動していく場合にも、多くの教訓を与えてくれます。オススメの書籍ですので、ご興味ある方は是非ご覧になってみてください。

今回は、チームマネジメントに関する「集団責任」という概念を、書籍から抜粋してご紹介しました。
7月の新潟マーケティング大学では、「営業力強化」というテーマで新潟・長岡の2会場でセミナーを行いますが、本日ご紹介した「チームとしていかに営業力を強化させていくか」という内容がメインとなります。
まだ若干会場に空きがございますので、ご興味のある方は是非お気軽にご参加ください。
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M145646&c=2970&d=fd50

この記事の詳細を見る

2013-07-19 文具店の“試し書き”が広告に??

本日は、育毛シャンプーが行った少しユニークな広告展開についてご紹介したいと思います。
育毛シャンプーとして有名な「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」ですが、業界では異例の思わぬところに広告を出稿していることで話題になっています。
先日、マーケティングのニュースサイト「Markezine(マーケジン)」でも紹介されていました。実際の広告が以下のURLからご覧になれますので、ご興味のある方は覗いてみてください。

■Markezine HP
http://markezine.jp/article/detail/18120
■ゼロスカルプ 公式HP
http://zero-scalp.jp/

通常、化粧品やシャンプーなどの生活用品は、ドラッグストアや薬局などの店頭PRすることが多いと思いますが、「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」はなんと文具店で広告を出稿しているそうです。

文具店でのペンが並んでいるコーナーに、頭の薄い男性のイラストを並べた「試し書き」を用意し、その脇には“TRY !”の文字と一緒に商品の写真と説明が載っています。
とてもユニークな広告で、多くのメディアやニュースサイト、ソーシャルメディア上でも話題になっています。
多くのシャンプーがドラッグストアに並び店頭でPRされることが多いですが、文具店とコラボしてPRしているのには驚きですよね。

この「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」という商品ですが、見ての通り男性を対象とした商品で、なかでも中高年層がメインターゲットなのではないでしょうか?

ここで文具店を考えてみましょう。
文具店の形態にもよりますが、おそらく日常的に文具を使用するビジネスマンが多く来店することが想定され、そうした層にスポットを当てうまくメッセージを訴求している点が、広告出稿としてとても上手いなと感じます。

「ゼロスカルプ ダイレクトシャンプー」は全国規模の商品ですが、今回のような広告展開の例は何も大手企業だけが実践できる手法ではありません。
ちょっとしたアイディアと企画次第で、どのような企業でも大きな波及効果を生むことができるのではないかなと感じます。

この記事の詳細を見る

2013-07-12 現場の声に耳を傾ける

皆さんは、『LIFE-mag.』という新潟のインタビュー誌をご存知でしょうか?

『LIFE-mag.』は新潟県の様々な人にフォーカスを当て、「人」をメインに取り上げているインタビュー雑誌ですが、政治、文化、芸能、産業、農業などで活躍される人々の活動や込められた想いをご紹介しています。

■『LIFE-mag.』HP
■『LIFE-mag.』facebookページ

『LIFE-mag.』の前回号「佐渡編」では、鼓童の山口氏や前佐渡市長の高野氏がご紹介され、今号は「燕三条編」で、現三条市長の國定氏や元プロレスラーのキラー・カン氏など、『LIFE-mag.』を発行する小林さん独自の視点でご紹介されています。
私も一読者としてこれまでの6号を全て読みましたが、読むたびに「こんな活動をしている方がいるのかぁ…」と毎回とても新鮮な印象を受けています。

そんな『LIFE-mag.』ですが、今号で6号目の発刊になりました。『LIFE-mag.』の発行にあたり、企画~取材、編集、ライティング、営業活動など、雑誌の発行に関する全ての業務を小林さんお一人で行われていることには驚きです。

先日、『LIFE-mag.』を発行する小林さんとお会いする機会がありました。
本日はその時のお話を少しご紹介したいと思います。

『LIFE-mag.』を発行するにあたり「どのように企画を立てインタビューをしているのか」という点が前々からとても気になっていました。
小林さんはこのようにお話されました。
「事前にインタビューしたい方をリストアップはしますが、現地の方の声を一番大切にします。」

例えば今号の燕三条編や先号の佐渡編では、現地に行き何食わぬ顔で地元のお店に入り、商店主さんや地域の方々に対してインタビューを予定している方々のお話をまず聞くそうです。
「現地の方に(インタビューを予定している方の)お話を聞くと、その方の想いやリアルな活動が知れる」ともおっしゃっていました。
事前に「この方にインタビューをしよう」と考えていても、現地の方の声を聞いてインタビューをやめてしまうということもあるそうです。

小林さんのお話を聞いていて、現場の声やお客様の声など、「リアルな声」を聴いてくことがとても重要だと思えてきます。
「お客様の声を大切にする」ということはよく言われますが、私たちは、日々流れ込んでくるあらゆる情報に左右されてしまうことが多くあります。
月並みですが、一つ一つのお客様の声に耳を傾け、検証・改善していくことの重要性を改めて感じさせられました。

『LIFE-mag.』では、燕三条編が現在県内の多数の書店で販売されています。
コアなファンの方々も多く、発行の度に個人で10冊、20冊購入されている方も多いそうです。
気になる方は、是非書店でお手に取ってみてください。

この記事の詳細を見る

2013-06-27 尾道で広がる地場産業活性化計画

本日は尾道で広がっている、とあるプロジェクトについてご紹介したいと思います。

尾道は広島県の南部に位置し、隣の福山市と府中市を含めた地域を備後地方と呼ばれるそうですが、世界的に有名なアパレルブランドも備後のデニム生地を使うほど、備後は高品質なデニムの産地として知られています。

備後地方では、備後の地場産業であるデニム産業をより広めていくため、「尾道デニムプロジェクト」を今年の1月から開始しています。
尾道デニムプロジェクトのコンセプトは、「世代を越えて、人の手でデニムを切り口にした繊維業を受け継いでいく」というもの。
このプロジェクトでは、尾道で働く方や尾道にゆかりのある方、デニムづくりに取り組む職人さんなど総勢260名の方にデニムを2本ずつ配布し、そのデニムを1年間履き続けてもらおうというもの。1年間にわたりデニムの色落ちがどのような風合いに変化していくか、尾道に暮らす人々や町の風景など、町の魅力とかけ合わせながら発信していきます。

■尾道デニムプロジェクト ホームページ

top


■尾道デニムプロジェクト facebookページ
https://www.facebook.com/OnomichiDenimProject

尾道デニムプロジェクトでは、尾道で働く方や尾道にゆかりのある方、デニムづくりに関わる方々総勢260名で、実際に働く場面で着用することで、本当の「Usedデニム」を創作しようとする試みを行っています。1年後には、これら働く人々によって作られた「本当のUsedデニム」520本を、展示販売する予定だそうです。

もちろんデニムは衣服なので、洗う必要も出てきますよね。
今回のプロジェクトでは、配布した260名の方から毎週デニムを回収し、島根県にある洗い専門の企業で洗濯・乾燥を行っています。毎週の洗い作業も、洗い専門の職人がデニム1本1本を検品し、洗剤の量や水の温度などを細かく調整し、デニムの青みが最もきれいに出るよう調整しているそうです。
もちろん、洗い業者さんも尾道デニムプロジェクトのデニムを履いて作業をしています。

尾道デニムプロジェクトはこれまでに国内外の多くのメディアに取り上げられ、熱い注目を集めています。先週6月18日からイタリアで開催された展示会にも出店し、国内外問わず広くPR活動を行っています。

尾道デニムプロジェクトでは尾道に住む人々や町の風景とデニムを重ねながら、facebookページで配布したデニムの成長過程を追っています。facebookページは3,000いいねを超え、プロジェクト開始から約5か月が経過しようとしていますが、既に備後地方のデニム産業について広く情報を発信できているのではないかと言えそうです。

今回は、「尾道で始まる地場産業活性化計画」というテーマでお送りしました。
先週に引き続き、今週も地域で起こっているプロジェクトや活動についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事の詳細を見る

2013-06-21 東京に油田をつくる

新潟県も梅雨入りし、雨模様が増えてきました。雨は降っていますが過ごしやすい気温が続いていますね。
梅雨が明けると、いよいよ夏本番になるのでしょうか?
寒暖の差が激しいので、体調には十分に気を付けたいですね。

さて、本日は、「東京に油田をつくる」というテーマでお送りします。
皆さんは、東京に油田をつくるプロジェクトが進んでいるのをご存知ですか?
テレビやラジオ、雑誌でも紹介されているので、知っている方も多いかと思います。
今回は、東京に油田をつくるプロジェクト「東京油田2017」をご紹介したいと思います。

「東京に油田をつくる」
取り組んでいるのは、株式会社ユーズという東京にある民間の企業です。
もともとは染谷商店という東京にあるリサイクル事業を行う会社が母体だそうですが、創業は昭和24年、60年以上経つ企業です。
染谷商店で取り組んでいたリサイクル事業を分社化し、本格的に「東京油田2017」という計画に取り組んでいるのが株式会社ユーズです。

その名の通り、2017年に東京を油田にするという計画だそうですが、皆さんもご存じの通り日本はエネルギー資源が乏しい国の一つですよね。
どのようにして東京を油田に変えるのでしょうか?

その答えは、一般家庭から廃棄されるてんぷら油などの廃棄油でした。
事実、私たちは年間約200万トンもの食用油を使用し、そのうちの約40万トンは使用後に廃棄され、半分の約20万トンは一般家庭から廃棄されているそうです。
てんぷら油をはじめとした、一般家庭から出る廃棄油を株式会社ユーズが回収し、石鹸や飼料、塗料など、様々な用途に転換します。株式会社ユーズでは、2017年に東京の全ての廃棄油を回収することをめざす「東京油田2017」というプロジェクトを掲げ、現在取り組まれています。

「東京は油田である」という考え方自体が、まずとても面白い切り口ですよね。
現在では、廃棄油を車の燃料に転換(VDF)し、車を走らせることにも成功しています。
また、各地域のお店や事業所に油の回収拠点として協力を仰ぎ、そこで一般家庭からの廃棄油を回収しています。6月1日から30日までイトーヨーカドー曳舟店で油を回収しており、これまでで14,300kgの油を回収しているとのことですよ。

http://tokyoyuden.jp/

株式会社ユーズは「東京を油田と考えて、循環型社会を実現する」という考えのもと、「2017年に東京の全廃棄油を回収する」という明確なビジョンを描いていますね。
また、株式会社ユーズの代表である染谷さんは、「地域が盛り上がらないと環境問題は解決しない」とおっしゃっています。
そのため、ユーズでは「U’sマネー」をつくり、地域のお店や生活者の方々と一緒に、地域ぐるみでリサイクルを盛り上げる取り組みも行っています。
後になって知りましたが、株式会社ユーズでは当社と同じ“Think Globally, Act Locally”を掲げ活動されています。
「地球規模で考え地域に根差して活動していく」
私たちも見習いながら、日々の活動を邁進していきたいと思います。

今回は、「東京に油田をつくる」というテーマでお送りしました。「東京に油田」と一瞬びっくりしますが、地域を巻き込んだ取り組みとして新潟でも参考になると思いましたのでご紹介しました。

この記事の詳細を見る

2013-06-19 定番メニューは0円!?

6月に入り、だいぶ暑い日が続くようになってきましたね。いよいよ夏本番という感じですが、今年も熱中症などには十分気を付けたいですね。

先日、新潟市のとある居酒屋さんに飲みに行ったとき、おもしろいモノを見つけましたので、今日は少しそれについてご紹介したいと思います。

私が先日知人と行ったその居酒屋さんでは、お酒や料理のメニュー以外に「0円メニュー」が置いてありました。
興味をそそられて中身を見てみましたが、「スマートホンの電池貸し出し」や「タバコの買い出し代行」、「傘の貸し出し」などなど、合計12品目も載っています。
なかには、「メニュー以外の料理のリクエスト承ります」や「気に入ったメニューのレシピ教えます」など、ちょっとびっくりするような内容も載っていました。

マクドナルドの「スマイル0円」は有名な話ですが、12品目ものメニューを実際にメニュー票に載せているお店は初めてでした。
メニュー票もオリジナリティのある書き方でとてもユニークで面白いので、気になる方は是非お店に行ってみてください。もちろん、料理もお酒もおいしいですよ。
ちなみに私の知人は「携帯の充電機」をオーダーし、携帯をタップリ充電していました。笑

■俺たちの薩摩

ながおか仕事創造アイデアコンテストの審査員

以前このコラムでお伝えした、「売れる仕組み5つのステップ」のなかにもあるように、お客様をファンに育てていくための「見込み客育成」「ファン化」というプロセスがあります。
⇒忘れてしまった方は、こちらをお読みください。
http://glocalmarketing.blog.fc2.com/blog-category-1.html

こちらのお店の「0円メニュー」ですが、ただのお客様サービスとしてのみではなく、「見込み客育成」「ファン化」という工程において非常に効果的な施策ではないかなと感じます。
以前もお伝えした通り、「見込み客育成」と「ファン化」における施策は、基本的にはお客様とのコミュニケーションにあります。
「0円メニュー」という、お客様がつい利用したくなるサービスを提供することで、お客様との和やかなコミュニケーションも生まれ、「あのお店、なんかいいね。」と、「見込み客育成」と「ファン化」の効果を自然と生み出します。

マーケティングには「顧客エンゲージメント」という言葉があります。
「エンゲージメント」とは、「婚約指輪=エンゲージリング」にあるように、「つながる、結び付く」という意味があります。
より日本的に言うと、「絆」「深い関わり」「親密な関係性」などなどと解釈できますが、「顧客エンゲージメント」の意味するところとしては、お客様との「エンゲージメント」、つまり「深い関わり」を築くことと言えますね。
企業とお客様がより深い関係性を築き上げていくことで、自社の熱烈なファンが増えるということは、もう言うまでもありませんね。

「0円メニュー」を例に「見込み客育成」「ファン化」「顧客エンゲージメント」という考え方をご紹介しましたが、「0円メニュー」の上手なところはお客様もお店側も「コスト0円」という点です。
「0円メニュー」のように、私たちもちょっとしたアイディア次第でお客様とのコミュニケーションのきっかけを作ることができそうです。是非参考にしたいですね。

この記事の詳細を見る

2013-05-31 プロセスが見えなければ成果は測れない

今週で5月も終わり、4月始まりの方々にとってはあと1ヶ月で第一四半期が終了します。
2013年度のスタートはいかがでしたでしょうか?年間の目標に対して徐々に近づいて行かれているのではないかと思います。

さて、みなさんの2013年度のゴール・目標は何でしょうか?
「売上を15%上げる!」「お客様の数を2割増しにする!」などなど、年度の初めに具体的な目標を掲げていられる方も多いのではないかと思います。
また、目標に応じて「計画」を立てて実行に移されている方もいるかと思います。

よく「PDCAサイクル」と言いますよね。目標達成のための「計画(Plan)」があり、それらを「実行(Do)」し、行動した結果を「検証(Check)」したうえで、次の「改善策(Action)」に移していく、というサイクルですよね。
しかし多くの場合、「検証(Check)」ができず、「計画(Plan)」⇒「実行(Do)」⇒「計画(Plan)」⇒「実行(Do)」…ということに陥りがちです。当社でもよくあります。。。

PDCAサイクルの「C」=「検証」という工程ですが、例えば先ほど上述した「売上を15%上げる」という年間目標に対してはどのように検証すればよいのでしょうか?

「第一四半期の目標に対して90%の達成率だった。来月からはもっと頑張ろう!」

これは果たして適切に検証できていると言えるでしょうか?
検証は何のために行うかというと、皆さんお分かりの通りPDCAサイクルの「A」=「改善策」を立案するために行いますよね。上のような例では、おそらく良い改善策はなかなか浮かばないのかなと思います。

「第一四半期の目標に対して90%の達成率だった。要因としては、個々の営業マンの商談件数が少なかったためだ。来月以降は、一人あたり週10件以上商談するようにしよう!」
「第一四半期の目標に対して90%の達成率だった。要因は、お客様一人の購入点数が少なかったためだ。来月から、接客時にもう1点商品を提案するようにしよう!」

例えば、このようなかたちであれば、具体的な改善策が掲げられているような印象を受けます。
さぁ、この差はどこからくるのでしょうか?
おそらく、「販売・営業面のプロセスが『見えていない』」ことが挙げられるでしょう。

対事業所向けのビジネスであれば、成約する前段階でどの工程(プロセス)がボトルネックになっているのか。
商談件数、見積り提出数、リピート率…などなど、販売・営業のプロセスに対してメスを入れていくと、より的確な改善策が見出せてくるでしょう。
対消費者向けのビジネスでも同様で、お客様が商品を購入する前段階でどの工程(プロセス)がボトルネックとなっているのか。来店客数、購入点数、商品単価、リピート率…などなど。

このように、「結果」に対して検証するのではなく、結果に至るまでの「プロセス」について、どこが悪かったか(もしくは良かったのか)を検証していくことがとても重要となります。

しかし販売・営業のプロセス自体が「見えていない」場合、プロセスに対して検証することが難しくなります。
このような場合、自社独自の販売・営業に関する「プロセス」を「見える化」し、販売・営業の「仕組み」を構築することが求められます。

マーケティングとは「売れる仕組みを作る」ことです。
「売れる仕組み」とは、お客様が企業やお店を「このお店(会社)初めて知った!」という段階から、「また買いたい!」「知り合いを紹介したい!」というファンに育てるためのプロセスのことです。
お客様が自然と育っていく仕組みを設計することが、「マーケティング戦略」と言えます。

新潟マーケティング大学では、6月に「新潟マーケティング大学特別講座」と題して、上述したような自社独自のマーケティング戦略=「売れる仕組み」を構築する講座を開催し、各社独自の戦略を1日かけてじっくり考えます。
自社の販売・営業を、マーケティングのプロセスに当てはめてみたとき、「どこが足りないのか?」「どこがボトルネックとなっているのか?」を明らかにし、様々なマーケティングの手法やノウハウをご紹介する中で、一社一社の「ボトルネック」を一つ一つ取り除いていきます。

ご興味のある方は、新潟マーケティング大学のHPで詳細がご覧になれます。
下記より覗いてみてください。
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M133826&c=2970&d=fd50

広告を出しお客様を集める活動ももちろん大切です。
しかし、販売・営業に関する様々な施策を連動させた自社独自の「売れる仕組み」を一度作ると、今後は仕組みを回す歯車を一つ一つ回していく作業に注力し、定期的に歯車をメンテナンスするだけで済みます。

中長期的な視点で考えた場合、戦略をつくることの重要性がお分かりいただけると思います。皆さんも、「売れる仕組み」を作り販売・営業のプロセスを「見える化」し、PDCAサイクルを回していきましょう。

今回は、「プロセスが見えなければ成果は測れない」というテーマでお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちくだされば幸いです。ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-05-24 『タテヨコ』に加速度的に広がるインターネット業界

5月も下旬に入り、ようやく初夏らしい天候が続くようになってきましたね。今年も5月1日からクールビズが始まりましたが、ようやく上着をタンスにしまえそうです。
さて本日のテーマですが、インターネット業界の広がりについて少し概念的な話題も含めてお伝えしたいと思います。

昨今、インターネット業界ではとても速いスピードで展開が続いています。数年前からfacebookが日本でも盛んになり、ビジネスに活用する動きが活発になってきました。
ここ最近でも、facebookによる様々なスパム(迷惑メールをはじめ違法な情報発信やPR活動)が報告されています。スパムが多いということは、それだけ活発に活用されている証拠と言えますよね。
そんな矢先、最近ではスマートフォン端末を活用したLINEと呼ばれるソーシャルメディアが広がり、大手企業を中心にLINEのビジネス活用が始まっています。
ソーシャルメディアのビジネス活用がいっそう広がっている気運がありますね。

先日都内で開催された「WEBマーケティングエキスポ」(WEBサービスの大規模な展示会)のなかで、「ソーシャルリスニング」という概念が一部で紹介されていました。
「ソーシャルリスニング」とは、facebookやtwitterをはじめ、ソーシャルメディアやインターネット上に書き込まれた消費者の声に、企業が耳を傾けようとする考え方です。
商品に関する感想は、商品改善のためのデータとして活用できますし、店舗の接客に関する声などは、接客力向上のためのデータとして活用できます。
ソーシャルメディアをPR手段としてだけでなく、消費者の声を拾うための手段としてとらえる新しい考え方で、「ビッグデータ」時代の新たなリサーチ手法として今後注目を集めそうです。

ソーシャルメディアが隆盛を極めるなか、企業のHP活用についても転換が始まっています。HPでの集客手法としては、今まで「SEO」(検索エンジン上位表示をめざす取り組み)が一般的でした。2010年にはYahoo!の検索エンジンも、Googleのアルゴリズム(検索表示させるための基準)を採用し、SEO対策としてはGoogleに対応することが求められるようになりました。
しかし近年では、Googleがどのサイトを上位表示させるか改善を重ね、数年前までの「SEO対策」が通用しなくなってきています。一言で言うと、より「質の高いサイト」が検索上位表示されるように改善されてきています。

そうしたGoogle側の取組みが進むなか、同時に企業がHPで行う集客戦略も変化を求められるようになりました。一つの集客戦略として、昨今では「HPを『メディア化』させる」という手法が注目されてきています。
「メディア化」させる定義としては様々な解釈がありますが、「ターゲットとする見込み客が望む多くの情報をHPに蓄積すること」と言えそうです。
例えば、任天堂では「社長が訊く」というコーナーを設け、開発スタッフに社長自らがインタビューするコンテンツを設けています。
大手企業のHPでは、月間のHPアクセス数が100万以上あるサイトもあり、よりよいコンテンツ(情報)を作ることでHPを「メディア化」し、より多くの見込み客を集めようと取り組んでいます。

こうしたインターネット業界での「タテヨコ」の加速度的な変化は、何も首都圏だけの動向としてとらえるべきではなく、実際に地方の中小企業にも影響を与えています。
インターネット上では日本全国はもとより世界中の人が存在しますので、リアルの場面よりも競合関係が顕著に表れます。

ここで留意すべきことが二点あります。
一点目は、地方の中小企業の販売機会ロスです。インターネットを通じて大手企業に見込み客が流れてしまうと、地方の中小企業の販売機会ロスにつながってしまいますよね。
二点目は、地域のお客様が地方の優良な企業を見つけられないということです。
「地場の企業の方が地域のお客様のニーズに応えられたのに、大手企業に流れてしまった…」ということになってしまえは、お客様にとっても良くありません。

新潟マーケティング大学の5月の定例講座は、「インターネット集客」に特化してお送りします。昨今のインターネット業界の変化や、続々と現れるインターネットサービスのご紹介、地方の中小企業が活用すべきインターネットの施策や手法のご紹介など、インターネットの集客面についてじっくり学ぶ2時間となります。

下記より詳細をご覧いただけますので、気になる方は是非ご覧になってみてください。

■新潟マーケティング大学5月定例講座
<詳細・お申込みはこちら>
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M132163&c=2970&d=fd50

今回は、「『タテヨコ』に加速度的に広がるインターネット業界」というテーマでお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちくだされば幸いです。
ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-04-25 にいがた酒の陣の「O2O」事例

今年も3月16、17日に「にいがた酒の陣」が開催され、2日間合計で8万6千名以上が集まる一大イベントとなりました。
皆さんの中にも、今年のにいがた酒の陣にお出かけになった方は多かったのではないでしょうか?

さて、皆さんはにいがた酒の陣のfacebookページをご覧になったことはありますか?
酒の陣のfacebookページで公開されていたあるコンテンツが、酒の陣開催前から話題を呼んでいました。

■にいがた酒の陣facebookページ
http://www.facebook.com/pages/%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%8C%E3%81%9F%E9%85%92%E3%81%AE%E9%99%A3%E5%85%AC%E5%BC%8F/228135167250799

にいがた酒の陣ではイベント開催前からWEBやメディアを通して、様々なPRを行っていました。それらのPR施策の一環で、にいがた酒の陣ではfacebookページも活用していました。

にいがた酒の陣では多くの蔵元で試飲を提供しますが、飲酒による参加者のマナー違反を注意喚起するため、道路標識をモチーフにしたアイコンをデザインしfacebookに投稿しています。
例えば、お酒を飲むと話し声が大きくなる人に対しては「一時説教禁止」という標識を作ったり、お酒の飲みすぎを注意するために「限界禁止」という標識を作りました。
実際のfacebookの投稿を見た方が分かりやすいので、気になる方は是非facebookページをご覧になってみてください。

そうした「酒の陣のマナー標識」を見た方々からは、「酒の陣の標識みたいなポスターが欲しい」「マナー標識の一連のアイコンをダウンロードしたい」などのコメントが集まり、多くの方がそのアイコンをfacebook上で拡散しました。
「酒の陣のマナー標識」は参加者のマナー向上が表向きのメッセージではあるものの、「思わず拡散したくなるコンテンツ」として多大なPR効果をもたらしました。

facebookページを中心に酒の陣のマナー標識は話題を呼びましたが、当日の会場の各所でもそれらの標識が掲出されていて、「WEB」と「リアル」をうまく連動させた面白みあるコンテンツとして、多くの参加者を楽しませていました。

このように、「WEB」と「リアル」を連動したキャンペーンや集客施策について、近年では「O2O(オー・トゥ・オー)」と呼んでいます。
訳すと、「オンライン・トゥ・オフライン(ネットからリアルの場面へ)」。
「WEBで接点を持ったお客様を店舗などのリアルな接点と結び付ける」という考え方です。

酒の陣のマナー標識は、「O2O」の一つの取り組みとして、とてもうまくWEBとリアルを組み合わせて行っていたと感じます。

今回は、「O2O」という考え方と、その事例としてにいがた酒の陣の取り組みについてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-04-19 クリエイティブであり続けるための33の方法

皆さんは、何か企画を考える際まずどのようなことをされていますか?
当社でも、お客様に対して様々な企画を考えてご提案する場面が多々ありますが、そのたびに「何か良い案ないかな…」と、考えをめぐらせています。

先日、「クリエイティブであり続けるための33の方法」というWEBページを発見しました。
英文のページになりますが、日本語で意訳した内容を載せますので皆さんぜひご覧になってみてください。

■33 Ways to Stay Creative 「クリエイティブであり続けるための33の方法」
01. リストを作る
02. どこでもノートを持ち歩く
03. フリーライティングする
04. パソコンから離れる
05. 空想する
06. 自分を卑下しない
07. 休憩する
08. シャワーしながら歌ってみる
09. コーヒーを飲む
10. 自分のルーツを知る
11. 新しい音楽を聴く
12. オープンな気持ちでいる
13. クリエイティブな人と同じ環境にいる
14. フィードバックを受ける
15. コラボしてみる
16. あきらめない
17. 実践、実践、実践
18. 自分のミスを許す
19. 新しい場所へ行ってみる
20. 外国の映画を見る
21. 自分の恵まれているところ(幸運なところ)を見つける
22. たくさん休養する
23. リスクを冒す
24. ルールを破る
25. 自分が幸せだと感じることをする
26. 押しつけない/無理にしない
27. 辞書を読んでみる
28. フレームワークをつくる
29. 誰かが求める完璧な自分になろうとしない
30. アイディアが浮かんだらメモ
31. 職場をきれいにする
32. 楽しむ
33. 終わらせる

原文ページ

http://lzapanda.tumblr.com/post/4738543306

クリエイティブになるための「方法」というよりは「習慣」に近いような気がしますが、「なるほど」と思うことが一覧になっていて良いですよね。
「発想源」という読者数15万人のメルマガを発行している弘中さんは、「アイディアは質より量」と言い、「普段からアウトプットする習慣をつけることが発想力を上げる方法」だと言っています。

ちなみに私の知り合いが働いている出版社の編集部では、「企画100本ノック」をやるそうです。媒体で掲載する企画やコンテンツを決める際、編集部全員で企画案を100個ずつ考えるらしいですよ。汗
発想力を上げるためには、日ごろからコツコツとアイディアを「発散」することが大事そうですね。私もコツコツと続けてみようと思います。

この記事の詳細を見る

2013-04-12 誰に何をどのように売るか

先週の土曜日に監査法人のトーマツさんのセミナーに参加し、スノーピークの山井社長のお話を聞いてきました。とても勉強になるお話でしたので、本日はそちらの内容を少しご紹介したいと思います。

スノーピークは三条市が拠点のアウトドアブランドで、シュラフやテントなど、キャンプ用品のメーカーのリーディングカンパニーとして活動されています。
現在は国内だけでなく海外でも店舗を持っていらっしゃいます。最近東京丸の内にオープンしたKITTEの中にもお店が入っていますよね。

土曜日のセミナーでは、スノーピーク山井社長が、これまでの事業展開をざっくばらんにお話してくださいました。
1990年代、ベビーブーマー世代でキャンプやアウトドアブームがあったときは、スノーピーク売り上げは右肩上がりだったそうですが、以降は売り上げは落ち続けていたそうです。そんなときに、スノーピークでは大きな転換を行われたそうです。
売り上げが落ちていた1990年代後半、“The Snow Peak Way”というイベントを初開催したそうです。
“The Snow Peak Way”というイベントは、スノーピークのお客様とキャンプを楽しむイベントで、現在も続いています。初めて開催した時、お客様から上がってきた意見として、「スノーピークの商品は高い」「スノーピークの商品を買えるお店がない。買えるお店では品ぞろえが悪い」という声が多く挙がったそうです。

商品の価格が高く、かつ目的の商品を買えるお店がない。
それを聞いた山井社長は、「そんな状況では商品が売れるはずない」と感じられたそうです。

そこで、今までは全国1000店舗の販売店と、問屋さんを中心とした流通網を築いていられたそうですが、まず販売店を1000店舗から250店舗に絞ったそうです。
250店舗に販売店を絞るかわりに、スノーピークの全商品を取り扱ってもらったそうです。
次に、問屋さんとのお取引をやめたそうです。店頭に並ぶまでの中間マージンを減らしたことで、商品の販売価格を今までよりも格段に落としたそうです。

「商品の価格が高すぎる」という声に対しては、買いやすい価格に抑えるために流通を整備し直し、「買える場所がない」という声に対しては、全商品を扱えるお店のみに販売店を絞る。
こうした転換を行い、現在では増収増益が続いているそうです。

今まで長年続いていた問屋さんや販売店さんとのつながりがあるなかで、こうした大きなシフトをすることはとても勇気のいることだったと思います。

山井社長はこうもおっしゃっていました。
「『誰に何をどのように売るか』、これだけは社長唯一の自由であり楽しみです。」

スノーピークは「お客様の笑顔を大切にする」ということを、企業として最も大切にしている考え方の一つだそうです。商品作りも、常にユーザ目線での企画・開発
をめざし、今でも“The Snow Peak Way”を継続しています。

「誰に何をどのように売るか」
これはマーケティング戦略を立てるときには最も重要な考え方になります。

「お客様の笑顔を大切にする」という企業の根本的な考え方のもと、「誰に何をどのように売るか」に落とし込んでいく。
スノーピークでは、このようなシンプルな考え方でブランド戦略を考えていらっしゃいます。

先日のセミナーでは、「誰に何をどのように売るか?」について突き詰めて考えることの重要性を改めて学ぶことができた貴重な場となりました。

「誰に何をどのように売るか」
とてもシンプルですが突き詰めて考えていくことがとても大切です。
皆さんもぜひこの機会に改めて考えてみてはいかがでしょうか?

今回は、『誰に何をどのように売るか』というテーマでお送りしました。
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-03-28 マーケティングとブランディング

3月ももう残りわずか。来週からは新年度が始まりますね。
皆さんにとって2012年度はいかがでしたでしょうか?2013年度も皆さんのビジネスが飛躍
すると良いですね。

さて、今月16、17日に「にいがた酒の陣2013」が開催されました。
私も少しだけ会場を覗いてきましたが、実に多くの人で賑わっていました。2日間の開催でなんと8万6千人以上の人が来場されたようです。

今年の酒の陣も、新潟県内のたくさんの蔵元が集まり、来場された方々に試飲などのPRを行っていました。
私は日本酒が苦手なので試飲はしませんでしたが、来場されている方々は皆さんおいしそうにお酒を飲んでいらっしゃいました。

さて、にいがた酒の陣では様々なお酒のブランドが集まっていました。
「ブランド」とよく言いますが、ブランドの始まりは家畜の焼き印に由来し、他の家畜と区別を付けることから始まったそうです。
そうすると、ブランドとは他の商品、サービス、会社、お店、人と明確に区別されるためであり、「ブランディング」とは文字通りブランドを育てる活動のことになりますね。

それでは、マーケティングとブランディングはどのように違うのでしょうか?
マーケティング、PR、広告、ブランディングの違いが分かりやすく載っていた以下のページをご紹介します。

http://adsoftheworld.com/blog/ivan/2007/apr/11/the_difference_between_marketing_pr_advertising_and_branding

こちらのページによると、
・マーケティング・・・自分から相手方に好意を伝える
・広告・・・自分から相手方に一方的に好意を伝える
・PR・・・第三者から自分の好意を伝えてもらう
・ブランディング・・・相手方が自分に対して好意を持つ

ということだそうです。
「マーケティング」とは「売れる仕組みづくり」です。「売れる仕組み」とは、自社が求めるお客様にいかに効率的に情報を伝え、継続的に商品を購入してもらえる
お客様(ファン)に育てるか、ということですね。
しかし、上記のページによると、ブランディングとは「継続的にお客様に愛されるための活動」と言えそうです。そのために、ブランドのコンセプトを決め、発信する
情報の質を精査し、デザインやパッケージなどのソフト面に落とし込み、実際の商品・サービスに反映します。

ブランディングの出発点は、「お客様にどのように認知されたいか」を明確にすることです。
「ブランド」とは言い換えると「お客様への約束」ですので、「自社がお客様に対してどのような存在として在るべきか」を明確にすることがとても重要にな
ります。

ソニーの例を挙げてみます。ソニーのブランドコンセプトは“make. believe”ホームページにもブランドのコンセプトが明記されています。
http://www.sony.co.jp/united/makedotbelieve/

4月の新潟マーケティング大学の定例講座は、「お客様に愛されるブランドづくり」と題して開催します。ご興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。

<詳しくはこちら>
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M119616&c=2970&d=fd50

今回は、『マーケティングとブランディング』というテーマでお送りしました。
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-03-18 タクシー業界で広がる新しいサービスの波

早いもので3月ももう中旬を迎えましたね。新年度への準備や来期に向けての整備など、これから始まる新たな出来事への助走期間という方も多いのではないでしょうか?
そこで本日は、これから迎える新しい季節に向けて、タクシー業界の新たな取組みを例にとってご紹介したいと思います。

近年、タクシー業界では様々なサービスが行われ始めています。
例えば、子ども向けのキッズタクシーや妊婦向けのタクシー、介護資格・経験のある乗務員が行うケアタクシーや女性向けタクシーなどなど、いくつかの会社が新しいサービスを開始しています。これまで多くのタクシー会社が行っていた観光タクシーに加え、より付加価値の高いサービスを展開する企業が増えているようです。

大手タクシー会社の日本交通でも、上記のような新たな付加価値のあるサービスを展開しています。
例えば「陣痛タクシー」。妊婦の方が事前に登録しておくことで、いざ陣痛が始まっても簡単にタクシーを呼ぶことができます。
陣痛時には救急車を呼ぶことが難しく、そうしたニーズに応えるサービスになっているそうです。
また、「キッズタクシー」や介護資格・経験のある乗務員が行う「ケアタクシー」など、高品質の接客サービスが受けられる「エキスパート・ドライビング・サービス(EDS)」を展開し、EDSの乗務員はなんと7,000名の中から精鋭乗務員を選抜しているそうです。
さらに最近は、スマートフォンから近隣のタクシーを呼べるサービスも開始したそうです。

■日本交通ホームページ
http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/

日本交通では、「タクシーは『ひろう』から『えらぶ』時代へ」という考え方を取り入れ、上記に挙げたような付加価値の高いサービスを実施しています。1月28日付の日経MJでも大きく取り上げられていました。

今まで私たちタクシーを利用する側としては、いわゆる「流し」のタクシーや駅前や繁華街で待っているタクシーを「ひろう」という場面が多かったですよね。逆に言うとタクシーを「えらぶ」場面はそうそうなかったのではないかなと感じます。

そもそも日本交通は創業80年余りの老舗タクシー会社ではありますが、現在では「ひろう」から「えらぶ」に新しく考え方を転換し、より付加価値の高い新しいサービスを実施しています。

こうした新しい考え方への転換やそれに伴う新たな取組みや活動は、企業の認知活動についても影響してくるのかなと思います。

「認知度を高めたい」というお話はよくお聞きします。いかに情報を拡散させて認知度を高めるかを考えることも大切ですが、「お客様にどのように認知されたいのか」ということを明確にすることも同時に大切です。
様々な情報が行き交う現代においては、「お客様にとってどういう存在として認知されたいのか」をはっきりさせることが、情報の発信力よりも優先的であるように感じます。

皆さんも、これから年度が変わるこの期間に、「お客様にとってどういう存在として認知されたいのか」ということを、考えてみてはいかがでしょうか?

今回は、「タクシー業界で広がる新しいサービスの波」と題してお送りしました。
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。

この記事の詳細を見る

2013-03-04 理想のお客様を考えましょう

最近、ある経営者の方がこんなお話をされました。
「ただお客様が増えても困ってしまいます。当社が求めるお客様だけを集めたいんです。
どうしたらいいでしょうか?」

「サービスを提供する人員に限りがあるため、お客様が増えすぎてしまってもサービスの品質を保つことができません。
できるだけこちらが求めるお客様だけを集めたいんです。」ということでした。

皆さんならどのような戦略を立てますか?

お互いに様々な意見を出し合って議論した結果、
「まずは自社のブランド力を高めて、ターゲットとなる『理想のお客様』の方から自発的に手を挙げて集まってもらう仕組みを作りましょう」という結論に至りました。

「理想のお客様」という言葉が出ましたね。
よく「ターゲット」と言いますが、「理想のお客様」という考え方の方がいろいろな事が自然と浮かび上がってきますのでオススメです。

「自社のお客様がどのような方で溢れると、一番会社として嬉しいか」
「自社の商品・サービスで最も価値を感じる理想の方は誰か」
と考えてみると、理想のお客様像が自然と浮かび上がりますよね。

また、「自発的に手を挙げてもらう仕組み」という言葉も出てきました。
「自発的に手を挙げてもらう仕組み」とは、「お客様の方から会社やお店に集まってもらう仕組み」ということです。
「集める」のではなく「集まってもらう」ための仕組みをつくるということですね。

今回は、「自社が求めているお客様だけに集まってもらいたい」というお話でした。
皆さんご存知の通り、「お客様を集める活動」にはとても労力がかかります。
集め方を間違ってしまうと、求めていないお客様まで集めてしまう可能性も孕んでいます。

今回の場合は、理想のお客様「だけ」を集めることが肝になりますが、お客様の方から「集まってもらう仕組み」を作ることができればシンプルで良いですよね。

業種・業態、商品・サービスの内容によっても様々ですが、まず考えるべき事は2つだと思います。
それは、

・理想のお客様がどのような情報を欲しているのかを考えて、
 その情報を最も伝わりやすい手段で発信すること。
・情報を受け取ったお客様が、企業やお店とどのような接点を持つのか、
 ハードルの低い「入り口」を用意すること。

この2点が仕組みづくりの出発点になります。

接点を持ったお客様に対して、「商品を購入してもらうためにどうするか」「継続的に利用してもらいファンになってもらうためにはどうするか」といったことは、次のステップになりますね。

新潟マーケティング大学の特別講座では、理想のお客様を明らかにし、お客様に対してどのような情報を発信し、どのような接点を持つべきか、一社一社それぞれの戦略を構築します。
理想のお客様を見つけて、ファンになってもらうまでの独自の「売れる仕組みづくり」を構築する内容ですので、気になる方は是非ホームページをご覧下さい。

http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M112027&c=2912&d=b2cb

「理想のお客様」から出発し、お客様に対して何ができるか考えることは、なにも企業目線だけのことではありません。
お客様にとっても自分が探し求めていた企業やお店が見つかります。
売り手、買い手がともに好循環を生む仕組みをつくるため、「理想のお客様」を出発点に考えてみてはいかがでしょか?

今回は、「理想のお客様を考えましょう」と題してお送りしました。
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。

この記事の詳細を見る

2013-02-13 CtoCサイトとお客様のアイディア

1月下旬の日経MJ(日経流通新聞)の二面に、「クリエーコ」というサイトが大きく出ていました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?クリエーコとは、NTTコミュニケーションズが運営する、ハンドメイド作品の売買仲介サイトです。
いわゆる「セミプロ」のクリエイターや個人で活動されている手作り作家の方々が、自作の商品をサイトに出品し販売する手作り作家のためのショッピングモールです。

◆クリエーコホームページ
http://creaco.jp/shop/default.aspx

「クリエーコ」はいわゆる「C to C」サイトです。
「C to C」とは、「消費者(Customer)対消費者(Customer)」のビジネスのことを言います。
よく「B to B(対事業所向けビジネス)」、「B to C(対消費者向けビジネス)」と言いますよね。
「C to C」は、一般消費者が販売主となって消費者に対して販売する、というビジネスモデルだと言えますね。
2010年でしょうか、マーケティングの権威フィリップ・コトラーによって提唱された、「マーケティング3.0」という概念のなかにも、たしか「C to C」という考え方が出ていたように記憶しています。
一般消費者であるクリエイターを消費者と結び付けて販売する「クリエーコ」のようなサイトもある意味「C to C」と言えそうです。日経MJの記事によると、ここ2~3年で同種のサイトが20~30ほどに増えているそうです。

クリエーコを例に話を進めると、手作りによる一点モノの商品や消費者の目線による独自のアイディア商品など、巷ではなかなか流通していないニッチな商品が揃っている点が特徴です。

ここまでであれば「ふーん」という程度でしたが、ここからが肝です。
クリエーコではニッチで独自性のある商品と消費者のマッチングだけでなく、サイトの販売データを蓄積し、年代別の購入動向やお客様の志向や傾向を、商品開発や企画立案のためのマーケティングデータとして大手企業に提供しているそうです。

一消費者である手作り作家やセミプロのクリエイターの「こんな商品があったらいいな」という「とがった」アイディアを、商品開発や企画立案に活用し実際の販売データと照らし合わせながら消費者の「とがった」ニーズを探ることが狙いだといいます。

自社が求めるお客様がどのような考えや志向・傾向があるのかを知るために、実際に意見や考えを聞く「マーケティングリサーチ」はとても有効な施策です。サービスを提供する側が一方的に「あーでもない、こーでもない」と考えているよりも、お客様に聞いた方が早いし正確ですよね。
当社でも様々なリサーチを行ってきました。アンケート、グループインタビュー、覆面調査などなど。トキっ子くらぶのママさんにご協力いただき、ママ目線での意見を聞く座談会なども開催しています。

◆トキっ子くらぶホームページ
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=D22&a=97&c=2912&d=c1fb

マーケティングリサーチと聞くと難しく考えてしまいがちですが、実際は意外にシンプルなので、小規模にすぐ試してみることも可能です。
例えば、来店したお客様に簡単なアンケートをお願いしたり、常連のお客様に直接意見を聞いてみたり、懇意な取引先の社長にヒアリングをしてみたり。

また、「より良いサービスを提供するためにご意見を聞かせて下さい」という企業側の姿勢に対して、お客様は決して悪い気はしないはずです。
逆に、そのような企業やスタッフの姿勢に共感し、お客様がより親近感を持つこともあるのではないでしょうか?

まずは、「お客様が求めるものがどんなことで、何を期待しているのか、何に不満を感じているのか」などなど、気軽に聞いてみてはいかがでしょうか?
私も、このコラムにどんな内容を書けば皆さんに喜んでもらえるのか、是非ご意見いただきたいなと思っています!笑
ですので、是非お気軽にご意見・ご感想をお寄せ下さい。

この記事の詳細を見る

2013-01-31 『インバウンド』と『アウトバウンド』

おはようございます。グローカルマーケティング(株)の野澤です。

先日、「スマホ対応」をテーマに新潟マーケティング大学定例講座を開催しました。
東京でWEB業界の第一線でご活躍されるミックスネットワーク様をお招きしましたが、そのなかで話題に挙がったのが「インバウンドマーケティング」という考え方でした。

「インバウンドマーケティング」
皆さんはご存知でしたか?私は、言葉は知っていましたが具体的に何を指しているのかまでは知りませんでした。。。

「インバウンドマーケティング」という考え方は、「アウトバウンドマーケティング」という言葉と対比されて使われるようです。
これまで企業やお店は、FAXや郵送でDMを送ったり、折込チラシを入れたり、広告を出したり、多くの企業に電話でアポイントをとったり、自社にお客様を「集める」ための活動を盛んに行ってきました。
企業やお店が「うちに来てください!」「商品を買って下さい!」というメッセージを盛んに発信する、このような取組みのことを「アウトバウンドマーケティング」と言うようです。

しかし、現在ではあらゆる情報や商品・サービスが世間に広く出回っています。
当然、消費者の方々は多くの企業やお店から上述したようなメッセージを受け取っています。
そんな中で注目を浴びている考え方が「インバウンドマーケティング」だそうです。

「インバウンドマーケティング」とは、企業やお店側が「来て来て!」と一方的に発信するのではなく、お客様の方から「来てもらう」ための活動をすることを指すようです。

例えば、飲食店であれば、定番メニューの開発秘話や自宅で作れる本格レシピを公開し、グルメ好きや料理好きのお客様に有益な情報を提供する。
家具メーカーのikeaでは、部屋を美しく見せるためのインテリアコーディネートの豆知識を提供しています。
このように、自社が求めるお客様が欲している情報を積極的に企業側から発信し、お客様の方から集まってもらう様な取組みをすることが、「インバウンドマーケティング」と言うそうです。

「インバウンド」と「アウトバウンド」
「『インバウンドマーケティング』へ考え方をシフトしましょう」ということが世の中の流れということなんでしょうか。
しかし、「インバウンドマーケティング」という言葉は知らずとも、既に実践している企業は多くありますよね。
「ウチもやってるよ!」と感じた方も多いのではないでしょうか?

先日の定例講座で、ミックスネットワークの布施様は「インバウンドマーケティングとは『ファンづくり』だ」と仰っていました。

これまで企業やお店は、まずお客様を集める「集客」を考えていました。その付随的な役割として、メルマガやニュースレターなどでお客様に有益な情報を発信し、ファンになってもらうことで再来店や継続利用を促していました。

しかし多くの情報が行きかう現代では、まずはじめに「集客」を考えることも大切である一方、
同時に「いかにお客様の求めている情報を発信し、好きになってもらうか」という「ファンづくり」を出発点に、マーケティングを考える必要もあるのかなと感じました。

「来て来て!」という集客の取組みも大切ですが、お客様が「なんかいいね」「ここは信頼できそう」「一回お店に行ってみたいな」などなど、ファンになってもらうようお客様を「育成する」取組みから始めることも大切なのかなと感じます。

2月の定例講座では、「売れる仕組みづくりしてますか?」というテーマで開催します。
お客様が「初めて企業やお店を知った」~「また商品を買いたい」に至るまで、どのような仕組みやプロセスを構築すればよいのか、「マーケティング=売れる仕組みづくり」について広くご説明いたします。初めて新潟マーケティング大学に参加される方にもお勧めの講座内容です。
今回話題に挙げた「ファンづくり」についてもご説明しますので、是非お気軽にご参加ください。

<詳しくはこちら>
http://a00.hm-f.jp/cc.php?t=M104345&c=2912&d=b2cb

今回は、「インバウンド」と「アウトバウンド」についてお話しました。
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちくだされば幸いです。
ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-01-22 お客様の背中には看板が付いている??

こんにちは。グローカルマーケティング(株)の野澤です。

2013年1月も気付けばもう3週間以上が経ちました。新年の会合や飲み会が多くて、年明け早々バタバタ。。。なんていう方も多かったのではないでしょうか。
ということで、本日は昨年末のある忘年会でお聞きしたお話をご紹介したいと思います。

昨年末のとある忘年会で、美容師のAさんがとても興味深いことをお話していました。
「お客様の背中に看板を付ける」

これだけでは、何のことだかよくわかりませんよね。
Aさんは約20年近く美容師として新潟市内で働かれていますが、Aさんが言うには、どのお客様の髪を切る時もその方の背中に「看板」を付けるように心がけていると言います。

「お客様の背中に看板を付ける」とはどのような意味なんでしょうか?
ここで、Aさんの言葉をそのままご紹介します。

「男性でも女性でも髪を切って美容室を出た後、街でたまたま知り合いに会ったときに、『それAさんに切ってもらったでしょ?』って言われる様にしたい。なんか、首筋の辺りに『Aさんが切りました』っていう「看板」を付ける様なイメージかな…。」

美容師の方々は「○○のような髪型にして下さい」「結婚式なので○○みたいにして下さい」などなど、日々お客様から様々な要望やリクエストをもらい、要望に応えて髪を切り、キレイにセットしますよね。
Aさんの場合は、お客様の要望に応えながら、自分なりの表現や工夫を細部に残し、「自分が切った!」ということを残すようにしていると言います。それがAさんの言う「看板」なんでしょうね。

このお話を聞いたとき、「知らず知らずのうちに、自分が担当するお客様にトンデモナイ看板が付いているんじゃないか…。」と感じて、少し不安になってしまいました。。。

日々様々な仕事や業務に追われ多忙な毎日を送っていると、ついつい細部に配慮が行き届かないことがありがちです。
当たり前のことですが、お客様が商品やサービスを購入すると、提供した商品・サービスは晴れて世に出回ることとなります。当然、配慮の行き届かないサービスや対応の悪さなども商品と一緒になって世に出回ります。

「お客様の背中には(自社の)看板が付いている」

改めて、お客様に対する対応やサービス品質の維持・向上の大切さを考えさせられる一幕となりました。

当然のことですが、お客様は自社からのみモノを購入するわけではありません。様々なお店や会社を比較したうえで、商品・サービスを購入します。

「紹介を増やしたい」「引き合いを増やしたい」というお声をよくいただきますが、紹介する側の視点で考えたときに最も気になることは、「信頼できる会社(お店)かどうか」ではないかなと感じます。
紹介や引き合いを増やすためには、自社のサービスやお客様への対応の検証改善、お客様の満足度向上、商品・サービスの品質向上が第一歩ではないのかなと感じます。
こうした取り組みは成果が見えづらいかもしれませんが、立派なマーケティングやブランディングの戦略であると言えます。

今回は、「お客様の背中には看板が付いている」と題してお送りしました。
タイトルに似合わず少々堅いテーマだったかもしれませんが、とても考えさせられるお話でしたのでご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?

次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。

ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

2013-01-10 2013年のキーワード

おはようございます。グローカルマーケティング(株)の野澤です。

2013年が幕を開けて早10日。今年も365日のうちの10日が過ぎたことになり
ますね。こんな風にして書くと、今年もあっという間に一年が終わってしま
いそうな気がします。
今年が終わってしまわないうちに、本日は「2013年のキーワード」と題して
少し考えてみたいと思います。

ズバリ、私が考える2013年のキーワードは「一貫性」です。
詳しくご説明したいと思います。

近年、世間には様々な情報や商品・サービスが溢れかえっていますね。新しい
商品や情報もどんどん出てくるようになり、サイクルも非常に短くなっています。
私も含め、皆さん何かを購入する際に「何を買ったらよいのか分からない」といっ
たことがよくありませんか?

そうなると、信頼できる人・企業・お店から情報を仕入れ、商品を購入したくな
りますよね。そこで力を発揮したのが、facebookをはじめとするソーシャルメディ
アでした。

企業と消費者が直接コミュニケーションをとることができるソーシャルメディアを
活用し、消費者の信頼性を高めて商品購入を促したい、という企業がたくさん現れ
ました。その証拠に、facebookページ(企業専用のページ)も昨年一年間で激増し
ましたし、企業が出稿するfacebookの広告数も昨年中に一気に増えたなぁという印
象があります。

そんな一年を受けて、今年はどうなっていくのでしょうか?

今まで以上に世の中には情報や商品が出回ります。
消費者は受け取る情報が多くなると、さてどうするでしょうか?
皆さんお分かりの通り、消費者は情報を取捨選別するようになりますよね。

「○○さんの情報は見るけど、××さんの情報は見なくていいや」
「○○会社の情報は見るけど、××会社の情報はいらないな」
など、「見る・見ない」の判断がより厳しくなってくると思います。

また、
「○○会社は『言っていること』と『やっていること』が全然違うから、信用でき
ないな。」
など、「信頼できる情報かどうか」という判断基準も発生します。

はぁ、今年は厳しい世の中になりそうです。。。
困った時は、原点に返って考えてみましょう。

本来、どんな企業やお店でも、お客様から愛され続ける企業やお店になることを
目標に、日々ご活動されていることと思います。

お客様から愛され続ける企業やお店であるためにどうするか?
これは非常に難しいことですが、一つの要素として「理念と活動・行動の一貫性」が
挙げられると思います。

「お客様に○○を提供したい」「地域にとって○○という企業でありたい」「○○を創出
したい」など、「こうなりたい」「こう在りたい」「こうしたい」という理念やビジョ
ンのもと、それらを達成するための具体的な行動や活動と、発信する情報に一貫性が
あることが大切です。

「口先だけはうまいことを言うが、実際の行動や活動が伴っていない」という企業や
組織が、果たしてお客様から愛され続ける企業になることができるでしょうか?

多くの企業やお店が気軽に情報を発信できる現代だからこそ、発信する情報と実際
の行動や活動に「一貫性」を求められるのではないかと思います。

「10,000人に対して情報を発信(リーチ)できる」ということよりも、
「100人にしか情報が届かないけど、そのうち30人は実際に行動してくれる」という方が、
よっぽど価値が高いメディアだと言えそうです。

2013年も残すところ355日。新潟マーケティング大学も、「お客様に愛され続ける企業や
お店が新潟県に一社でも多く増えること」をめざして、今年も皆様のお声を聴きながら
精進していきたいと思います。

今回は、「2013年のキーワード」と題してお送りしました。
次回のコラムもどうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。

ご意見やご質問などございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

この記事の詳細を見る

PAGE TOP