こんにちは! コンサルタントの石田和晋です。
最近、LINE公式アカウントの運用を始めた、あるいはこれから始める店舗の方々から「ショップカード」についてご相談をいただきます。うまく活用できればコストや手間を押さえつつ、リピート集客の促進ができる魅力的なツールです。一方で「特典をどうやって決めればいいの?」というご質問をいただきます。今回のマーケティングブログではLINE公式アカウントの「ショップカード」の特典の決め方についてご紹介いたします!
LINE公式アカウントの「ショップカード」とは
まずは簡単なおさらいです。LINE公式アカウントの「ショップカード」とは、来店時やお買い上げのインセンティブとして、LINE上でポイントを発行・管理できる機能です。紙のスタンプカードをLINEのアプリ内で貯めていくイメージです。
ただのポイント管理だけでなく、ショップカードをきっかけに友だち登録をしていただくことで、メッセージやクーポンの配信、チャットでの1対1のコミュニケーションによるリピート集客つなげられる有効なツールとなっています。お客様にとっても紙のポイントカードと異なり、忘れたり、紛失したりするリスクが減らせます。
詳しくは過去のブログでもご紹介しております↓
LINE公式アカウントの「ショップカード」を使いこなしてリピーター育成する方法
意外と悩ましい設定項目
そんな便利なショップカードですが、いざ使おうとなった時にこちらの設定画面を見て戸惑ってしまう方が多いのではないでしょうか。①ゴールまでのポイント数、②ゴール特典(必須)、そしてこの画面にはありませんが、③ポイントのつけ方です。1度設定するとなかなか簡単に変更できないため、悩まれる方がとても多いです。ですが、リピート集客の目的を果たすために、重要なポイントでもあります。
特典を考える3つのポイント
ショップカードの特典を設定するにあたって、以下の3つを確認することが大切です。
①来店頻度
まずはお客様の来店頻度を確認してみましょう。業種・業態にもよりますが、週に1回、月に1回、3か月に1回などで区切り、どの来店頻度のお客様が多いのか整理します。そして、「どのお客様の来店頻度を高めたい」のか検討します。例えば「月1回のお客さんを、月2回にしたい」という具合です。お客様がどれだけリピートすると売上への効果が大きいのかを見極めたいですね。
②客単価
次に1回あたりの会計金額=客単価を確認します。「お買い上げ〇〇円につき1ポイント」という付与方法の「○○円につき」の参考値にするためです。少なくとも1回来店するごとに1ポイントは貯まる金額設定にします。また「常連客はそれなりにいるけど、もう少し単価を上げたい!」という場合はポイント付与の設定を、現在の客単価よりもほんの少し高めに設定することで「ポイントが貯まるならもう1品!」が期待できます。
③特典そのものの魅力
お客様に「ポイントを貯めたい!」と思っていただくためには、特典そのものの魅力もとても重要です。とりわけLINEでの特典の場合、すでに友だち登録いただくほどの関係ができている訳ですから、ただのクーポンや割引ではそそられません。
「当店自慢の1品プレゼント!」「お好きな商品が半額!」「1,000円キャッシュバック!」など、ほかの割引やクーポンよりもリターンの大きいものを特典にしましょう。「チラシやクーポン配信で配るものと変わらないでしょう?」と思われないよう、ワクワクするもの、特別な特典をご用意しましょう。応用的な機能として、さらに上位の特典を設定する「ランクアップカード」という機能もございますので、ぜひチャレンジしてみてください。
以上3つのポイントを確認したうえで、①ゴールまでのポイント数、②ポイントのつけ方、③ゴール特典を設定していきます。私のオススメは「来店5回でショップカードが1枚貯まる」か「3か月で1枚貯まる」ように設定することです。飲食店は「3回安定・10回固定」という言葉があるように、3回来店するとその後のリピート率が高くなる=常連客になると言われています。一方であまりに貯まる枚数が多いと特典の提供にコストがかかってしまいまうので、来店5回を目安として考えてみてください。
いかがでしたでしょうか。今回はLINE公式アカウントの「ショップカード」の特典の決め方というテーマをご紹介しました。皆様のお店のリピート集客のヒントになりましたら幸いです。
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