マーケティングブログ

Googleの提供するユニバーサルアナリティクスとGA4の違いや特徴

2022.9.9

こんにちは!WEBマーケティングコンサルタントの武田知浩です。

今回の記事では、ホームページやオンラインショップなどの解析に不可欠な、Googleの提供する「アナリティクス」について解説します。

2022年3月16日に、Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(以下、UA)のサポート終了が正式に発表されました。

「2023年7月1日からは新しいデータ処理はできなくなる」という内容です。つまりUAが使えなくなりますよという案内です。

とはいえ、いきなり使えなくなるわけではなく、Googleは過去のデータに少なくとも半年間はアクセスできると明言しています。つまり、2023年中は見ることはできるよということですね。

しかし、2024年になったらこれまでのデータを見ることもできなくなる可能性があるので、以下の2点を強く推奨しています。

①レポートをエクスポートしておくこと

②Googleアナリティクス4に移行すること
※Googleアナリティクス4(以下、GA4)は、2020年10月に正式リリースされた最新バージョンのアナリティクスです。

このような事情があるため、2022年時点においては、すぐにでもGA4の計測設定だけでもしておくことが必要になります。

まだ今までのUAが使える、見えるから後回しでいいや、としていると、2023年7月に大変な目に合うことになります。GA4で計測測定していないと、過去比較ができないので。

UAのデータとGA4のデータで比較できないの?という疑問が湧きますが、UAとGA4はほぼ別物なので、データの比較は難しいです。だから早くGA4の計測設定をして、慣れておくことをおすすめします。下記はGA4の管理画面です。

UAからGA4は非常に多くの変更がありました。計測の仕組み、管理画面、取得できるデータまでGoogle アナリティクスの15年以上の歴史の中で最も大きな変化が発生しました。UAとの大きな違いは下記通りです。

UAとの違い①イベント

UAでは計測単位は「ページ」で、計測方法は「セッション(訪問)」が軸でした。しかし、GA4では計測単位は「イベント」で、計測方法は「ユーザー」に変更されています。

つまり、「セッション中心の計測」から「イベント中心の計測」へと大きな変化をしています。

このように、GA4では「イベント」が重要な指標になりますが、GA4で計測できるイベントは、「自動的に収集されるイベント」「測定機能の強化」「推奨イベント」「カスタムイベント」の4種類に分類されます。計測したい箇所は「どのイベントに該当するか」ということを慎重に確認するようにしましょう。

UAとの違い②ユーザー行動データ計測の簡易化

今まで取得に実装が必要だったユーザー行動データが、管理画面上で計測できるようになりました。ユーザー行動の可視化という観点で非常に利便性が向上しました。下記4つの行動が自動で計測されます。

管理画面内の下記設定で設定がオンになっていることを確認しましょう。

(1)離脱クリック

ユーザーが自社ドメイン以外のリンク(外部遷移)をクリックした時に、どのページでどのリンク先のリンクをクリックしたかを自動で取得してくれます。

(2)ファイルのダウンロード

ユーザーがリンクをクリックしファイルをダウンロードした時に、どのページでどのファイルが何回ダウンロードされたかを計測する事ができます。

(3)動画エンゲージメント

自社サイトに埋め込んだYouTube動画の再生数や、何%まで再生したかなどの情報を計測できます。

(4)スクロール数

ページの長さの90%まで辿り着いた時に自動で計測されます。

UAとの違い③指標の変更

指標の定義が変わり、また、新たな指標が増減しました。主なものは以下4つです。

(1)「直帰率」がなくなり「エンゲージメント率」が追加

GA4からは「直帰数(率)」(1ページだけ閲覧し離脱した数や割合)という概念がなくなりました。ページやサイト全体の直帰率を見ることはできません。サイトによっては重視していた項目かもしれませんが、直帰率はユーザーの行動実態を正しく表していなかったのも側面もあります。

GA4が新たに用意したのが「エンゲージ数(率)」になります。エンゲージはサイト訪問時に「サイトと関係性を持った」という意味合いです。具体的には以下のいずれかの条件を満たした場合、その訪問は「エンゲージがあった」と判断します。エンゲージ数のカウント内容は以下通りです。

・滞在時間が10秒以上(この秒数は10~60秒の間で変更可能)

・2個以上のイベント発生(例:複数ページ閲覧)

・閲覧したページやアクションがコンバージョン(成果)として登録されている

つまり「エンゲージ数(率)」が高いほど、ユーザーとより関係を持てた回数や率が多いことを意味します。「エンゲージメント率が高い=基本的には良い」という考え方ですね。SEO的にもエンゲージメントが高いサイトは評価が高くなりそうな予感がします。

指標のところに「エンゲージメント」という項目が出てくるところがこれまでと違いますよね。

(2)セッションの定義変更

セッション(いわゆる訪問)の定義も変わりました。

・日をまたいでもセッションが切れなくなりました(UAでは日をまたいだ訪問は2セッション扱いになっています)。

・サイト外に出ても30分以内に戻ってくれば1セッションとしてカウントされます(UAでは別サイトに移動して戻ってきた場合は別セッションとなっています)。

つまり、セッションがまとまる(同じユーザーの訪問だと認識される)ようになるので、UAと比べ、GA4ではセッション数は減ったように見えます。定義の違いなのでそこまで心配する必要はないかなと思われます。

(3)離脱率の定義変更

ページ閲覧後に離脱した割合を見るための「離脱率」、こちらの定義もUAとGA4では変わりました。UAでは分母がページビュー数でしたが、GA4ではセッション数に変わっています。そのため、GA4での離脱率はUAより高く見えるようになると思います。サイトが悪くなったのではなく、GA4の仕様変更によるものだと覚えておきましょう。

(4)コンバージョンの計測変更

これまでは一回の訪問(セッション)で複数回コンバージョンアクションが取られても(基本的には)1回のコンバージョンとして計測されていました。今後はコンバージョンアクションごとに計測・計上されるので、コンバージョン数は増えて見えると思われます。計測方法の変更なので、喜びすぎないようにしましょう。

また、コンバージョンの計測設定方法もこれまでと大きく変わり、これからは「イベント」と「パラメーター」を使って計測します。簡単なユーザー行動はGA4管理画面上から非常に簡単に計測設定できます。一方で、複雑な計測設定はGoogleタグマネージャーからの方が良いかと思います。

STEP1 イベントの新規作成

STEP2 パラメーターの設定(どのような行動を計測するか設定)

STEP3 「コンバージョンとしてマークをつける」をチェックして完了(イベント設定から一日くらい必要!)

UAとの違い④レポート

レポートに関しても大きく変化しています。UAに慣れている方ほど違和感があるかと思います。
「レポート」メニューがサイト全体の状況把握を行うレポートに対して、新しく登場した「探索」は分析するためのツールです。UAで利用していたセグメントも「探索」で利用できます。ただし、「探索」メニューをクリックするだけでは何もデータは表示されません。GA4では「何を分析したいのか?」をあらかじめ定めておかないと上手に活用することが難しい印象ですね。

つまり、GA4ではレポートの自由度が上がったので、色々なことが見れる反面、分析目的がないと何を見ればいいかわからないので、慣れていない人には使いづらいかもしれません。ただ、このデータ探索機能を使いこなすことがGA4の分析では重要になることは間違いないですね。

まとめ

従来のUAとGA4の違い、GA4の特徴に関して簡単にご説明させて頂きました。

当然ここに書ききれない変化や、注意すべき点はありますが、それはまた別の機会に。

とにかく、2023年6月以前にこの記事を読んでいる方は、すぐにでもGA4の計測設定を開始し、データを蓄積するとともに、データ解析に慣れていってください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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