今井進太郎の商売繁盛コラム

問題のない会社は問題!?

2018.9.5

先日テレビをつけたら、いじめが原因で自殺をした中学生の親への密着取材の報道番組が目に入りました。
親は何度もいじめを学校に訴えていましたが、学校側は調査中ということで結論を先延ばしにして対応が遅れ、その間に生徒は最悪の選択肢を選んでしまいました。

父親は、「娘のためにも、二度と同じようなことが起きないようにこれから活動していきたい」と決意を新たにされるとともに、以下のようなことをおっしゃいました。

「現状では、教育委員会や社会から『いじめを起こさない学校』が評価される。
そうではなく、『いじめを発見できる学校』を評価する社会にしなければならない。
そうしなければ、先生や学校が保身に走り、いじめを見逃すことになる。」

もちろん、いじめは起こしてはいけないと思いますが、どんなに学校や先生が頑張っても、いじめは起きてしまうかもしれません。
であれば、いじめが無いことを前提に考えるのではなく、いじめが起こることを前提に考え、それをどう発見し、解決していくのかを考える、そして、その取り組みを評価する風土をつくっていくことはとても大切なことだと痛感しました。

私たちの仕事や職場にも同じことが言えるかもしれません。
ご承知の通り、仕事をしていれば、必ず問題が出てきます。
どんなに誠心誠意仕事をしても、ご満足いただけないこともありますし、どんなに頑張っても問題は起こってしまいます。
「失敗しないための唯一の方法は、何もしないことである」という格言のとおり、アクションをすれば、必ず問題が発生します。

もちろん問題を起こさないように最善を尽くすべきですが、問題が起きないことを前提にするのではなく、問題が起こることを前提に考え、その問題をいかに早く的確に把握し、解決を図っていくのかがとても大切なのだと思いました。

経営は「気づき」の連続です。私自身も気づけていないことがたくさんあります。
いかに問題に気づき、それに対応していくか、そのために心を磨いていかなくてはならない。
大きな気づきを与えれくれた番組でした。

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