コンサルティング部 コンサルタント
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ご依頼いただいた背景
新潟県社会福祉協議会様は、新潟県内各地の社会福祉協議会を統括し、事業のサポートや職員様向け研修の企画、実施をしていらっしゃいます。社会福祉協議会の職員の皆様は、日頃から地域での暮らしに困っている高齢者、子育て家庭、子ども、障がい者などの様々な方々に多様な技術や制度、事業を通して安心して暮らせる社会の実現を目指していらっしゃいます。
少子高齢化や地域社会の変化など、これまで以上に多様かつ複雑な課題に直面し、従来の論理的思考(ロジカルシンキング)だけでは解決が難しい場面が増えていること、いわゆるルーティン業務が多く視野が狭くなりがちという課題から、「既存の枠組みを超えた物事の捉え方や新しいアイディアを生み出す柔軟な発想力を身に着けてもらいたい」ということで「ラテラルシンキング研修」をご依頼いただきました。
研修内容
○目次
・ラテラルシンキングの基礎理解
・事例に学ぶ発想法と課題発見力
・柔軟な発想を広げる思考手法
・グループワーク
◯内容
今回の研修では~しなやかに考えるラテラルシンキング~というテーマを設けて、まずはロジカルシンキングと対比しながら、「前提を疑い、多角的に見ることで、新しいアイデアやブレイクスルーを生み出す」思考法=ラテラルシンキングの概念をご紹介しました。次に発想法を養うためのクイズやワークショップを行い、ラテラルシンキングを行ううえで重要な3つの力「疑う力」「抽象化する力」「セレンディピティ(偶然に気づく力)」について、事例を交えてご紹介しました。



研修では、若手職員同士の交流を促すため、グループワークを多く取り入れながら実践的な思考手法を体験いただきました。特に、事前打ち合わせに基づき、高齢者サロンのリニューアル、業務効率化、情報共有の連携強化といった、社会福祉協議会様の事業内容に即した課題をケーススタディとして提供しました 。これにより、普段の業務に直結する具体的なテーマについて活発な意見交換が行うことができました。



ご参加いただいたお客様の声(一部抜粋)
・普段ではあまりしない思考を繰り返したことによって、とても視野が広がった気がする。ロジックを気にして話してしまう自分にとってはとても有意義な研修でした。
・色々な視点や考え方で、問題解決へのアプローチをすることができて楽しくもあり大変勉強になりました。自分の考えだけでは限りがあるので、他者の考えや意見を聞くことの重要さも改めて感じられました。
ご担当者様の声
地域福祉課題が複雑化する中、我々社協職員も事業や考え方をアップデートしていかなければなりません。ロジカル的な考え方は当然必要なのですが、ラテラル的な考え方を新たな武器として獲得し、柔軟な発想ができるようになるために本研修を依頼しました。
当日はグループワークも多めに設定していただき、とても楽しく学べました。受講者の皆さんには、今回の研修が今後の業務のヒントになれば嬉しいですし、素晴らしい講義をしてくださった石田先生に感謝しております。
新潟県社会福祉協議会 安達様
最後に
今回の研修に参加された皆様からは、「これまでの考え方では思いつかなかった視点に気づけた」「実際の業務の課題解決に役立つヒントを得られた」といった声が多く聞かれ、発想を転換するきっかけにしていただくことができました。特に、多様な発想手法を学ぶことで、日々の業務における課題に対し、多角的なアプローチで向き合えるようになったと思われます。
またグループワークを通じて、普段は接点のない他地域の職員との交流が生まれたことも、今後の業務における連携や新たな気づきに繋がる貴重な機会となりました。
当社の研修では、一般的な知識の習得だけでなく受講者の皆様の業務に近いテーマのワークショップを積極的に取り入れています。またグループワークを通じた交流を図ることもできます。研修のマンネリ化にお悩みの方や、新しい刺激をお求めのご担当者の方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。