クリエイター/マーケ大事務局
特定非営利活動法人 青りんごの会様は新潟市北区を拠点に活動している指定障がい者福祉サービス事業所です。同地域の精神・知的・身体障がいをお持ちの方が訓練やサポートを通して、施設内や一般企業での就業・定着するために継続的な支援を行っています。また、スコーンをはじめとした製造・販売、農園作業、委託業務などを行っています。
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≪ご支援の背景≫
青りんごの会様のような福祉サービス業では、利用対象となる方ご本人や保護者の方が、役所の相談員や通っている特別支援学校の教員からいくつか紹介され、その中から選ぶことが一般的です。しかし、そもそもの就労支援の制度の仕組みを理解してもらうことに時間と労力がかかってしまい、他の施設との違いや青りんごの会様の特徴が伝わりにくいという課題がありました。
そこで今回は①施設の利用を検討するご利用者様とその保護者と、②相談員、特別支援学校の進路担当の教職員をターゲットとし、青りんごの会が提供している各支援サービスの理解を深め、施設の特徴を伝えながら親近感を持っていただくことで、紹介の促進や見学申し込みを後押しするツールとして事業紹介パンフレットと事業紹介のアニメーション動画の制作を行いました。
≪ご支援① 事業紹介パンフレット≫
■表紙について
背景に味のある紙素材を使用いたしました。アナログ素材(紙)を背景に敷くだけで、温かみのある雰囲気になります。また、三角を並べ青りんごの木を表現いたしました。そして、キャッチコピーを表紙にも掲載いたしました。「このパンフレットを読んで何が得られるか」を意識したとき、キャッチコピーは中面だけでなく表紙にも載せた方が、読み手に先方の独自性がより伝わるのではないかと思い、このようにいたしました。
■中面(3面)について
パンフレットを用いて説明するとき「青色の部分を見てね」「オレンジ色の部分はね」と、どなたでも説明がしやすいようポイントごとに色を配置いたしました。また、下部にある支援内容の説明については背景に斜め素材を置き、「青りんごでの生活」と見立てております。そして、右肩上がりに支援内容が変わる(レベルアップしている)というものを表現いたしました。「共同生活援助」は他の支援内容と同時に行われているものということで他のよりも大きくしてあります。
■全体について
全体的に「親しみがある」「温かい」「優しい」などといった雰囲気になるようにいたしました。写真はふにゃふにゃ図形や丸図形で切り抜くことで、にぎやかさや親しみのある寄り添うような印象を持たせました。フォントは「丸ゴシック体」を使用しております。「緩い」「柔らかい」「優しい」といった雰囲気も演出いたしました。
■その他
パンフレットに出てくる青りんごは、実は全て果梗部分の位置や向きを変えています。「青りんごの会にはいろんな人がいる、みんな個性がある」という意味を込めて、同じものは一つもないようにいたしました。
≪ご支援① 事業紹介のためのアニメーション動画≫
■ パンフレットに使用したものと同じ素材を使うことで、案内物の統一感を出しました。
■ 人物イラストは丸みのあるものに、施設名にもある青りんごは転がすように動かすことで、柔らかく親しみやすい雰囲気にしました。
■ 実際の活動の様子も分かるよう、写真のスライドショーも差し込みました。
≪お客様の声≫
パンフレットをお渡しした相談員さんから「青りんごさんの事業内容がとても分かりやすく理解できる!」というお言葉を頂きご紹介の促進に繋がっています。相談員さんの中には福祉制度の内容について明るくない方もいらっしゃるので、パンフレットやアニメーション動画で理解を促進できる点がとても良いですね。