事例

学校のブランディングとSNS を利用した学校の魅力の発信について(令和5年度地域連携校・地域連携協力校連携研究協議会)(北海道教育委員会様主催)

2024.08.07
企業名
北海道教育委員会様
業種
教育機関

北海道教育委員会様より地域連携校・地域連携協力校連携研究協議会にて「学校におけるSNS活用」の研修をご用命いただき登壇させていただきました。

<ご依頼の背景>
少子高齢化が進み北海道内の高校は入学者確保に苦労している学校が多い状況です。「地元に高校があるのにも関わらず、地元の高校に入学しない」「デジタル化が進み学生や保護者への情報発信方法の変化が進む中で、最適な情報発信方法がわからない」という課題がございました。限られた子ども達を高校に入学させなければ、学校の存続、ひいてはその町の教育の衰退に繋がってしまいます。
「学校がプッシュ型の発信をすることで、学校の教育内容や魅力を、もっと地域の方々に(高校生やその保護者は勿論のこと、その地域で仕事をしている社会人や、これから高校入学を考える中学生とその保護者等)理解してもらえ、選ばれる学校になるのではないか」というご相談をいただきました。
そこで学校の魅力を活かして、生徒・保護者・地域の方にどのように伝えていくのかという課題に対して「学校のブランディングとSNS を利用した学校の魅力の発信について」と題してオンラインで約60分の研修を実施させていただきました。

<研修の概要>
・目的:学校のブランドとSNS活用法を再考するきっかけとすること
・日時:令和5年12月21日(木)9:20~10:30
・参加者:82名(北海道内52校の校長先生・教頭先生や情報担当の先生など)
・カリキュラム:
①徹底的なターゲット目線
②強みの言語化・ビジュアル化
③SNS活用の“目的”の明確化
④数字で見るSNS
⑤運用ルールの策定

<具体的な研修内容>
①徹底的なターゲット目線
→学校で情報発信をするにあたりターゲットとなる「学生(入学希望者)・保護者・地域の方・OB」では「日常的に情報を得ている媒体」も「魅力に感じるポイント」も全く異なります。
→そのため、市場調査やアンケート結果をお伝えしたうえで、まずは自校のターゲットは誰なのかを徹底的に考えていただきました。

②強みの言語化・ビジュアル化
→学校を選んでいただくにあたり「○○といえば○○高校」と想起していただく必要があります。例えば「将来は海外で仕事がしてみたい。だから、高校はレベルの高い英語が学べて、修学旅行が海外・海外実習や短期留学ができる学校に行きたい。北海道で海外といえば○○高校」というように想起してもらいやすくなるため「強みの言語化」が重要になります。上記の事例であれば「海外短期留学といえば○○高校」といったようなキャッチコピーを作成して様々な媒体で打ち出していけば、自然と海外志向の学生が集まってきて「他校との差別化」が実現できます。
→また、ブランディングにはビジュアル化も重要です。色はもちろんですが、アメリカの学校では「スクールマスコット」は当たり前に存在します。学生(入学希望者)の中には制服で学校を選ぶ学生も少なくありません。色などのビジュアルを至るところで統一することでブランド化が実現できます。
→そのため事例をもとに「自校の強み」をその場で検討いただきました。

③SNS活用の“目的”の明確化
→SNS運用の一丁目一番地は「目的の明確化」です。運用しているSNSすべてで同じことを打ち出している、そんな学校や企業も少なくありません。
→そのため、各SNSツールの概要や特徴をお伝えして、ご要望いただいた「Instagram・X(旧Twitter)・Facebook」について、学校が活用するなら「誰に・何を」発信すれば良いかを事例を交えてお伝えさせていただきました。

④数字で見るSNS
→SNSの強みは「数字」で「誰に・どれだけ情報が届いているのかを把握できる」点です。SNS運用をする際に「フォロワー数」を気にする学校や企業が多くいます。もちろん「フォロワー数」も重要ですがフォロワー数だけが重要なわけではありません。例えば、自分が希望している学校のSNSを自分のプライベートアカウントでフォローするでしょうか。なかなか、フォローはされないのではないかと思います。だからこそ、フォロワー数以外の数字を把握することが重要です。
→そのため、実際にどの指標をチェックすれば良いのか、どうなっていたら良いのかを事例を交えてお伝えさせていただきました。

⑤運用ルールの策定
→学んで終わりではなく実践いただくため「SNS運用計画シート」をその場で策定いただきました。

北海道教育委員会様、この度は研修登壇の機会をご用命いただきありがとうございました。
上記のようなSNS研修・セミナーについてご興味のある方は下記よりご相談ください。

私が担当しました!
石田 航

群馬事務所長/東北エリア兼任 営業副部長

課題解決のパートナーとしてお客様の課題を明確にし、その解決方法をご提案します!

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