コンサルティング部 シニアコンサルタント
こんにちは!Webマーケティングコンサルタントの武田知浩です。
今回の記事では、「○○○○だけを伝えても成果が出ない?!ランディングページの制作ポイントと活用方法」についてわかりやすく解説いたします。
飲食店や美容サービス業、各種小売店など地域密着で事業を営んでいる場合、どのような手段で新規集客のための情報発信をしていますか?
ホームページを使っている、Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)を活用している、InstagramなどSNSを活用している、とお答えになる方も多いと思います。一方で、ランディングページ活用はいかがでしょうか?そもそもランディングページという言葉を聞いたことがありますか?
・ランディングページって何?
・ランディングページを作るうえでのポイントが知りたい!
・情報発信を強化し、新規集客を行いたい!
このような方に向けて解説していきますので、ぜひお読みいただき、実践してみてください。それでは行きます!
なお弊社では、「ウェブマーケティング手法」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。
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紙媒体の限界を超え、ランディングページで情報発信
地域密着で事業を営む上で、どのようにしてお客様への情報発信を行っていますか?
よくあるのは、自社(自店舗)の商品やサービス、さらには期間限定のキャンペーン情報等について伝える「チラシ」や「フリーペーパー掲載」などは一度は行ったことがあるのではないでしょうか?いわゆる「紙媒体告知」ですね。
私はWebマーケティングコンサルタントではありますが、地域密着事業(ローカルビジネス)において「紙媒体」の力は依然有効だと考えております。しかし、限界があるのも事実です。例えば、
・紙媒体は、掲載できる情報量に限界がある!
・紙媒体は、離れた人に情報を伝えるが苦手!
この紙媒体の弱点を補うのが、ネット版のチラシとも言える「ランディングページ」なのです!これからはランディングページを活用して情報発信を強化していきましょう!
ランディングページのイメージ
百聞は一見に如かず、ということで、ランディングページというものがどういうものか、下記ページをご覧頂ければと思います。
共通する特徴は、「縦長で1ページ完結」が基本です。数ページにわたって構成されるホームページ(Webサイト)とは違い、1ページだけで完結し、お客様に対して商品やサービスを訴求し、お客様の行動を促すように作ります。
どうでしょうか?いづれのページも、縦長で上から下に向けて順番に話を展開していっていますよね?これが一般的なランディングページです。
ランディングページ活用のメリット
ホームページ(Webサイト)ではなく、ランディングページを活用するメリットは以下の通りです。
・1つの内容(商品、サービス、人財募集)に特化して訴求できる!
・1ページを見るだけで、自分にとってのメリットが理解でき、また心配や不安もある程度解消できるので、お客様の行動を促しやすい!
・1ページ特化型なので、制作する際の時間、費用が低く抑えられ、スピーディーに公開できる!
・ホームページのデザインとは別に、独自のデザインで作ることができる!
・公開後の修正もチラシなどに比べて簡単にできる!
ホームページ(Webサイト)や紙媒体に比べてもメリットが多いですね。特に私が最大のメリットというか、特徴だと考えるのは「1つの内容(商品、サービス、人財募集)に特化して訴求」出来る部分です。
会社(お店)としては、あれもこれも伝えたくなりますが、お客さんからすると情報量が多くなればなるほど、理解し、選ぶことに負担感が増していきます。負担が増せば、判断を先送りにし、「また今度でいいか」と去って行ってしまいます。特に情報があふれる現代社会ではこの傾向はますます強くなっています。
だからこそ、潔く伝えたい内容を1つに絞り、とにかくその1つのことに対してお客様の反応を得るようにするランディングページが有効になってきます。
ランディングページ活用の注意点
ただし、ランディングページで成果を出すうえでは当然注意しなければいけない点もあります。最低限これらを意識することを推奨します。
・1ページで行動獲得まで促すために、読み手(お客様)の事、伝える内容(商材価値)の事を徹底的に考える必要がある。
・ある種の人間心理までしっかりと考える必要がある。
・ホームページ以上にデザイン面に工夫を施し、斜め読みでも理解できるよう、見やすさを追求する必要がある。(読み飛ばされる前提で作る必要がある。)
・制作、公開しただけでは、見てもらえない。「集客活動」をセットで考えることが不可欠で、多くの場合、Web広告と一緒に運用する必要がある。
特に重要なポイントとしては、「読み飛ばされる前提で作る必要がある」という部分です。後述しますが、ランディングページへの集客は多くの場合「Web/SNS広告」からになります。その為お客様は数秒の間に読むべきかどうかを判断してしまいます。
だからこそ、読み飛ばされる(ななめ読みされる)前提で、訴求ポイントを絞り、かつ印象的に伝えられるようなデザインまで考えて作ることが必要になります。
ランディングページの制作方法
ホームページ(Webサイト)同様に、ランディングページ制作に関しても、プロの制作会社にお願いするのが一般的ですし、間違いはありません。ホームページ(Webサイト)制作に比べて費用も格段に抑えられるのでハードルも低いと言えるでしょう。
一方で、自分でランディングページを作ることができるサービスも多数存在します。無料で作ることができるツールをいくつかご紹介します!
①STUDIO
⇒デザイン面にも凝ったページを作ることができます!
②ジンドゥー
⇒操作がとても簡単!ホームページまで作れます!
ただし、当然のことながら、「作ることと、成果が出るものを作れるか」はまた別のお話です。「○○○○だけ」を伝え、成果につながっていないランディングページを良く目にします!
自分で制作する場合にも、プロの制作会社に外注する際にも下記内容をぜひ意識して取り組んでいただければと思います。
マーケティング視点からの制作ポイント
ランディングページは一つのツールにすぎません。だからこそ、作り始める前に「マーケティング視点」を整理しておくことが非常に重要になります。
上記図のように、
①「誰に」読んでほしいのか?お客様として想定する人はどんな人なのか?
②「何を」伝えるのか?商品・サービスという売り物だけではなく、それがどんな価値をもたらすのか?
③読み飛ばされる(ななめ読み)されることを想定して、どんな順番で訴求するか?飽きられず、興味関心を高めるにはどんなキャッチコピーやリード文を繋げればいいのか?
④上記全てのことを表現するデザインに関して、読みやすいように工夫できるか?
このような視点で整理・精査しておくことが絶対に必要です。特にお客様理解が一番大事で、下記図のように大きく2類型に分けます。
①潜在ニーズ型
・具体的な検索行動はとっていない!
・自分にとって良さそうなものなら興味を持つ!
・いつかほしいな~というあこがれ!
・あれば便利だな~という漠然とした気持ち!
このタイプのお客様を想定する場合、「しっかりと呼んでくれない可能性が特に強い」ので、興味関心を引き付ける工夫が特に重要です。いかに自分事化して読んでもらうか、いかにハッピーな未来を想像させるか、そういった視点での構成や訴求が必要です。
②顕在ニーズ型
・悩み事、不満などを解消したい!
・問題の解決策を探している!
こちらのタイプは、何かしらの「悩み・心配・困りごと」などがあり、自分から解決策を探している状態なので、「あなたの困りごとを解決物がここにありますよ!」というお客様の感情とのマッチングを特に意識して一貫した構成にしていく必要があります。
「○○○○だけ」を伝えているというのは、「自分たちの伝えたいことだけ」を伝えているということです。
そうではなく、「どんな心理状況のお客様に向けて、どのような情報を訴求すると必要としてくれるか」ということ、つまりお客様視点を中心に組み立てることが必要なのです。
ランディングページへの集客方法
チラシを制作した後には「新聞折込」や「ポスティング」をするように、ランディングページ公開後には「Web広告」を活用することが必須です!
ここまで頑張ってランディングページを制作して、公開しても、「集客施策」を組み合わせないと、誰にも読んでもらえない可能性が高いです。
その為、お客様のタイプ「潜在ニーズ型か顕在ニーズ型か」に合わせて集客施策をセットで行うことが必須です。
「顕在ニーズ型」に対しては、「リスティング広告」から始めるのが王道です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自分が調べた内容に連動して表示される広告です。一度は見たことがあるかと思います。この広告からチャレンジすることを強くお勧めします。
「潜在ニーズ型」の場合は、SNS広告が有効です。InstagramやFacebookに広告を出すことができます。普段何気なく閲覧しているSNS上に、画像や動画などを基にした広告を表示させる手法ですので、ターゲットにドンピシャで刺されば、クリックしランディングページへ入ってきてもらえます。広告に使う「クリエティブ」が非常に重要な広告タイプですね。
まとめ
ホームページは多くの事を載せる場所。ランディングページは1つのことに特化したページです。すでにホームページを持っている場合でも、目的によってランディングページを新設することが望ましいケースは多々あります。
そして、ランディングページは公開して終わりではなく、そこから育てるものです!ランディングページを制作、公開し、Web広告を活用し集客しておしまいではありません。閲覧状況を踏まえて、ランディングページ内容を改善することが重要です。
さらには、ランディングページだけではなく、それ以外のマーケティング施策と組み合わせて実践することも大事です。要はPDCAサイクルをしっかりと回して改善を図っていくということですね。
弊社では、マーケティング戦略の構築はもちろん、ランディングページ制作、Web広告配信まで一気通貫でご支援をさせていただいております。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。