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こんにちは!グローカルマーケティングの武田です。
✓「先月の売上レポート作成、またExcelが固まって徹夜になりました・・・」
✓「営業会議で『このデータは古いんじゃない?』と言われ、一からやり直し・・・」
✓「社長から『このデータから何が言えるの?』と聞かれて返答に詰まった・・・」
こんな経験、身に覚えはありませんか?
私たちは日々の業務でデータに囲まれています。売上数字、顧客情報、在庫状況等。貴重な情報が目の前にあるのに、それを「使える情報」に変える作業に追われ、肝心の分析や意思決定に時間を使えていない。これが多くの企業の現実ではないでしょうか。
今回は、そんなデータ活用の悩みを解決する一つの手段としてBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Google Looker Studio(ルッカースタジオ)」をご紹介します。Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートの次のステップとして、データとの新しい付き合い方を提案します。
Table of Contents Plus
Looker Studioって何? Microsoft Excelとは何が違うの?
Looker Studioは、Googleが提供する無料のデータ可視化ツールです。「また新しいツールを覚えるの?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートに慣れた方なら、直感的に使いこなせるよう設計されています。
「で、Microsoft Excelと何が違うの?」という疑問にお答えします。
Microsoft Excelでこんなことに困っていませんか?
✓毎月同じグラフを作り直す作業が発生
✓データが更新されると、またグラフを作り直し
✓複数のファイルからデータを集めるのに時間がかかる
✓同僚と最新版のファイルを共有するのが面倒
Looker Studioならこう変わります
✓一度作れば自動更新、二度と作り直す必要なし
✓データソースが更新されると、グラフも勝手に更新
✓複数のデータソースを一画面に統合表示
✓URLを共有するだけで、誰でも最新版を閲覧可能
ビジネスの「こんな課題」を解決します
1. データ集計の工数削減
「月次レポートの作成に毎回数日かかっている」という課題に対して。
✓自動更新するダッシュボードにより、レポート作成時間を大幅に削減
✓単純作業から解放され、分析や施策立案に時間を使えるように
2. 数字の「言語化」と共有
「データはあるのに活かせていない」という課題に対して。
✓トレンドや外れ値・異常値がひと目でわかるビジュアルで状況認識を統一
✓売上、顧客数、コスト推移など複数の指標を一画面に整理
3. 意思決定の迅速化
「古いデータに基づいて判断している」という課題に対して。
✓最新データへのアクセスを簡略化し、迅速な判断を支援
✓予兆の早期発見・早期対応を可能に
「うちの会社」でこう変わるかも!?身近な業務改善アイディア例
「月次レポートの作成が憂鬱・・・」→作業時間の大幅削減!
ある小売店では、店長が毎月末に各店舗のデータをMicrosoft Excelに入力し、本部に送付。本部担当者はそれを集計してグラフ化し、合計3日もかかっていました。Looker Studioを導入し、データ連携を自動化したところ、レポート確認に要する時間はわずか30分に。「月末の残業がなくなりました」と担当者は笑顔で話します。
「在庫切れに気づくのが遅い・・・」→機会損失を月15万円削減!
アパレルショップでは、人気商品の在庫切れに気づくのが遅れ、販売機会を逃していました。Looker Studioで在庫状況をリアルタイム可視化したところ、在庫の減少傾向をすぐに察知できるようになり、適切なタイミングで発注が可能に。「在庫切れによる機会損失が月15万円も減りました」と経営者は驚きます。
「会議で数字の解釈がバラバラ・・・」→意思決定が3倍速く!
製造業の部門会議では、各自が異なるデータを持ち寄り、いつも解釈が分かれていました。共通のダッシュボードを導入したところ、「現状認識の共有に時間をとられず、対策の議論に集中できるようになった」と部長。意思決定までの時間が1/3に短縮されたといいます。
ここでお示ししたものは架空のお話ですが、同じような課題を抱えている場合は業務改善につながる可能性があるのではないでしょうか?
Looker Studioが特に力を発揮する「5つのシーン」
①売上データの見える化
▶「今月はなぜ売上が落ちているのか?」を地域別、商品別、担当者別などの切り口ですぐに分析できます。
②マーケティング効果の測定
▶広告費用対効果、サイトアクセス分析、SNS反応など、マーケティング活動の成果を一元管理できます。
③生産・在庫の最適化
▶製造ラインの稼働状況や在庫推移を可視化し、生産計画の効率化が図れます。
④プロジェクト進捗管理
▶複数プロジェクトの進捗状況、リソース配分を視覚的に把握し、問題の早期発見が可能に。
⑤顧客満足度の追跡
▶アンケート結果や顧客対応履歴を分析し、改善ポイントを特定できます。
「でも導入は大変なんでしょう?」という疑問にお答えします
「新しいツールの導入は時間もコストもかかる・・・」という懸念は当然です。しかし、Looker Studioの導入は想像以上に手軽です。
✓費用: 基本機能は完全無料で利用可能
✓専門知識: プログラミングなどの専門知識は不要
✓導入期間: 最初の簡易ダッシュボードなら半日程度で作成可能
✓既存データ: Microsoft Excel、CSVファイル、Google スプレッドシートなどがそのまま使える
最初の一歩を踏み出すために
Looker Studioの導入は、以下のステップで始めるとスムーズです。
①一番の痛点を特定する
▶「どのデータの集計・分析に最も時間がかかっているか?」を明確にする
②小さく始める
▶いきなり全社システムの刷新ではなく、一つの部門や一つのレポートから
③実際に触ってみる
▶無料で始められるので、まずは自社の身近なデータで試してみる
まとめ:データとの新しい関係性を築く第一歩
「データは重要」と誰もが言いますが、その活用に多くの時間を費やしているのが現状です。Looker Studioは、データ収集・可視化の負担を減らし、本来集中すべき「データを基にした意思決定」に時間を使えるようにしてくれるツールです。
まずは身近なデータから、ダッシュボードを作ってみませんか?「こんなことができるんだ!」という発見が、きっとあなたのビジネスに新たな視点をもたらすはずです。
当社では、Looker Studioを活用したデータ可視化の導入支援サービスを提供しています。「うちの会社のデータにどう活用できるか」「効果的なダッシュボードの作り方」など、お気軽にご相談ください。まずは無料相談から始めてみませんか?
▶お気軽にご相談ください。
[Google Looker Studio,Google スプレッドシート] は Google LLC の商標です。