コラム

リピーター育成に課題がある人必見!LINE公式アカウント活用のススメ

2025.10.24

「1回の来店や購買だけで、なかなかリピートに繋がらない…」

店舗経営をする多くの方が、一度は抱える悩みではないでしょうか。新しいお客様を見つけることはもちろん重要ですが、広告費をかけ続けて新規顧客を獲得し続けるのは簡単なことではありません。一方で、一度来店して満足してくれたお客様が、再びお店を選んでくれる「リピーター」になってくれることは、安定した経営の基盤となります。

その手法の一つに、「LINE公式アカウント」があります。本コラムでは、なぜLINE公式アカウントがリピーター育成に有効なのか、その基本的な特徴から具体的な機能、そして導入の際の注意点まで、わかりやすく解説します。

なぜ今、LINE公式アカウントなのか?

LINE公式アカウントがビジネス、特にリピーター育成に有効とされる背景には、他のSNSやメールマガジンとは異なる、LINEならではの大きな特徴があります。

1. 圧倒的な利用者数

まず挙げられるのが、その利用者数の多さです。LINEは日本国内で月間ユーザー数9,900万人以上※と非常に多くの人々が利用するコミュニケーションアプリとなっており、日々の生活に欠かせないSNSになっています。
メールマガジンは、「迷惑メールフォルダ」に入ってしまったり、他の広告メールに埋もれて開封されなかったりすることが少なくありません。他のSNSも、アルゴリズムによっては投稿がフォロワーに届かないこともあります。しかしLINEは、多くの人が日常的にチェックするツールです。よって、他の媒体よりも自社の情報発信がユーザーに届きやすいと言えます。

※参照:https://lymcampus.jp/line-ads/courses/user/lessons/oada-1-2-2

2. 無料で始められる

LINE公式アカウントは、「無料」から始めることができる点も特徴です。無料の「コミュニケーションプラン」では、月に200通までのメッセージ配信が可能です。初期費用やランニングコストのリスクを最小限に抑えて運用ができる手軽さも、導入を後押しする大きな理由となっています。

LINE公式アカウントの主な機能

LINE公式アカウントを使って具体的にどのようなことができるのでしょうか。今回は代表的な2つの機能をご紹介します。

1.メッセージ配信

LINE公式アカウントの最も基本の機能です。友だち登録してくれたお客様に対し、一斉にメッセージを送ることができます。
単なるテキストだけでなく、写真や動画なども送れます。さらに、画像とリンクを融合した「リッチメッセージ」や、複数の情報をカード型で横にスライドさせて見せる「カードタイプメッセージ」など、視覚的に訴える多彩なフォーマットが用意されています。特に、「クーポン」はユーザーの来店や購買の促進を図ることができるのでオススメです。 配信する内容は、営業カレンダー、新商品・限定メニューの紹介、イベントやセールの案内、お役立ち情報などが挙げられます。

2.チャット

一斉配信のメッセージ配信と打って変わり、チャットはユーザーとの1対1のやり取りを行う機能です。その用途は多岐に渡ります。
例えば、お問い合わせ窓口として活用することができます。お客様にとって、お店に電話をかけたり、わざわざメールを作成したりするのはハードルが高いです。その点、LINEのチャットなら気軽に質問を送ることができます。 他にも、「予約や注文の窓口として活用する」「アフターフォローを行い次回の来店の提案を行う」など、アイデア次第でユーザーの満足度と来店頻度を同時に高められる可能性を秘めています。

始める前に知っておきたい注意点

ここまでLINE公式アカウントの魅力をお伝えしてきましたが、ここでは注意点とその対策について解説します。

1.友だち登録の壁

LINE公式アカウントは、お客様に「友だち」として登録してもらわなければ、メッセージを送ることもチャットをすることもできません。ユーザーの心理からすれば、「普段使いするLINEだからこそ、自分に関係のない通知や、メリットのないアカウントは登録したくない」というのが本音でしょう。対策として、「登録すると、どんないいことがあるのか」を、店頭のPOPやチラシ、ホームページなどで明確に伝えることが挙げられます。また、「登録特典」を用意するのも解決策になります。例えば、「友だち登録で本日のお会計から100円引き」「登録画面のご提示で、ドリンク1杯無料」など、お客様が今登録するメリットを感じられる特典を用意することがポイントです。

2.ブロックされない運用

友だち登録してもらっても、ユーザーが「このアカウントは自分に合っていない」「通知がうるさい」と判断すれば、「ブロック」されてしまい、こちらからメッセージを送ることは一切できなくなります。 これを防ぐために、配信頻度に気をつけることが挙げられます。業種や商材、お客様の属性にもよりますが、通知が多くなりすぎないように「月1回~週1回程度」を目安に配信していきましょう。また、配信内容を工夫することもポイントです。毎回「セールス」や「新商品」の案内ばかりでは、お客様は飽きてしまいます。時には「お役立ち情報」など、視点を変えたコンテンツを織り交ぜることがポイントです。

まとめ

LINE公式アカウントは、今や多くのビジネスにとって、お客様と継続的な関係を築き、リピーターを育てるための強力なツールとなり得る存在です。まずはアカウントを開設し、最初の一歩を踏み出してみませんか? そこから、あなたのお店とお客様との新しい関係が始まるかもしれません。

当社では、アカウントの立ち上げといった基礎的な部分から、応用機能の活用まで、LINE公式アカウントの幅広いサポートをさせていただいております。自社に導入したい方や、運用に不安や悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください

(LINE、LINE公式アカウントは、LINEヤフー株式会社の商標または登録商標です。)

私が担当しました!
韮澤 飛人

コンサルティング部 コンサルタント

【“熱い気持ち”でお客様に寄り添います!】 お客様に親身に寄り添うことを大切に、マーケティングとSNSのご支援を中心に活動しています!まずはお気軽にご相談ください!

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