2023-01-17 採用施策の目的を考えていますか?

こんにちは!コンサルタントの鈴木哲治です。
本日はこれからホットな新卒採用の施策の打ち方に関して説明したいと思います。
① 目的主導であれ
採用のご支援に入る中でよくあるお言葉が「隣の企業がSNSを活用してうまくいったらしいのでうちもやってみようと思っています」、「毎年出ているこの説明会には今年も参加しようと思っています」、「若者ってHPで企業調べるんでしょ?だからHP作ったんだけどどう思う?」
このような言葉に共通して、「目的」が”欠けている”、”曖昧である”という点があります。採用に限った話ではありませんが、施策は何か目的があって初めて機能するものです。マーケティング、社内のDX導入なども同じです。施策に奔走すると目的を見失うことはよくあります。常に「何のために」の目的を意識して施策に取り組む必要があります。
② 採用ではAIDAの法則
目的の重要性はわかりました。では、採用ではどう考えるか、採用における施策の目的とは何か。もちろん大目的は人財の採用だと思いますが、各施策にもその施策の目的があってしかるべきです。
そこで施策目的化の整理で有効なのがAIDAの法則という考えです。マーケティングでもAIDMAの法則などが有名ですが、似たようなのものと考えていただいて構いません。
AIDAの法則とは、A=Attention(認知)、I=Interest(興味)、D=Desire(欲求)、A=Action(行動)を表したものです(下図参照)。
採用施策の目的もAIDAの法則に紐づけて行うことが大切です。事例をご紹介します。
事例:採用目的でInstagramを使ってみたい
この場合、考えるべきはInstagramの目的です。例えば認知目的で使用したということであれば、Instagramアカウントをより認知してもらうための運用にする必要があります。一般的にInstagramで認知拡大を図るのであれば、Instagram広告の活用、ハッシュタグの設定などがあります(この場では詳細割愛いたします)。
一方で、興味を持たせる、欲求に繋げるという目的であれば、認知拡大のための運用は必要ありません。興味を持ってもらうためのInstagram運用が必要となります。通常(HPや会社説明会)では知りえない会社の中身の情報を発信するなどが必要になります。
このように同じ「採用目的でInstagramを使ってみたい」という事案でも目的の設定で運用方法が異なっていきます。
同様になんとなく出ている説明会などがあれば、「この説明会の目的は何か」を考えるところから始める必要があると考えております。

③ 目的が変われば追うべき目標も変わる
各施策の目的を持たせる重要性についてお話しさせていただきました。目的が違えば追うべき数字目標も変わっていきます。
先ほどのInstagramの例でいうのであれば、フォロワーの数を設定するのか、リール動画の再生回数を設定するのかも変わっていきます。
会社説明会も同様です。その説明会の目的を何にするかで、説明する内容まで変わっていきます。例えば、2月末の自社開催の会社説明会に人を呼び込みたい目的で2月上旬の説明会に参加されるのであれば、説明会の内容は2月末の会社説明会に繋げるものなければなりません。
これから新卒採用のシーズンがやっていきます。紐づいて説明会に参加される企業様も増えていくことと思います。なんとなくで説明会に参加するのではなく、その説明会に参加してくれた学生がそのあとどのような行動に繋がってほしいかというイメージを持って、目的を設定してほしいと思います。
以上、採用施策の目的の重要性について説明させていただきました。これから新卒採用のシーズンがやってきます。そして戦略構築はまだ間に合います。効果的に、効率的に採用をするためにも目的ドリブンな戦略構築を建てて、採用活動に臨んでくれることを祈っております。
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この記事の詳細を見る2023-01-10 自社の独自性はどうやってつくる?

こんにちは!コンサルタントの藤井俊介です。
今回は自社の独自性のつくり方について、お話しをしたいと思います。
① マーケティング戦略構築において大切なこと
「売れる仕組みづくり」と言われるマーケティング戦略を構築する上で特に重要なのが、顧客ニーズの理解と、自社の独自性です。
商品が売れるためには、「お客様が求めているものは何か」「どんなことで困っているのか」といった顧客ニーズを理解した上で、そうしたニーズを満たす商品・サービスを提供すること、また、そうしたニーズに刺さるような広告を打ち出すことが重要です。特に、競合やお客様自身がまだ気付いていない潜在的なニーズを捉えると、ビジネスチャンスが生まれます。
また、たとえ自社商品が顧客ニーズを満たしていたとしても、既に似たような商品が周囲にあれば、つまり競合が多ければ、なかなか売れません。そのため、自社の独自資源・強み・特長をもとに、自社の独自性をつくりあげる必要があります。
② 商品・地域・客層を絞る
自社の独自性は、商品・地域・客層を絞れば、どんなお店・会社でもつくることができます。例えば新潟市にあるチラシ・Webページなどの制作を手掛ける会社を例にとると、以下のような感じです。
商品 ⇒ ロゴデザインに絞る(理由:ロゴデザインが一番得意だから。)
地域 ⇒ 新潟県内に絞る(理由:対人で直接会える方が受注の可能性が高まるから。)
客層 ⇒ 創業者に絞る(理由:ロゴデザインのニーズが多いから。)
「チラシ・Webページの制作会社です」とPRしたところで、新潟には似たような会社がたくさんあるため、興味をもってもらうことは難しい。しかし、「新潟の創業者のためのロゴデザイン制作会社です」として売り出せば、興味をもってもらえる、つまり差別化ができます(この場合、地域や客層まで絞らなくても、商品をロゴデザインに絞るだけでも十分かもしれませんが)。
ポイントは、自社の独自資源・強み・特長を活かしてこれらを絞ることです。独自資源に基づいていなければ、他社に簡単にマネされてしまいます。それに、得意でないことは長続きしません。
事業にかける「想い」も大切です。自身が得意なロゴデザインを通じて、創業者の人々にどのように役に立ちたいのか、どんな未来を願っているのか、どんな世の中を実現したいのか。そうした「想い」が、その会社にしかない独自の商品価値をつくります。
③ まずは「小さな1位」を目指す
「日本一高い山は?」ときかれたら、みんな富士山と答えます。しかし「2番目に高い山は?」ときかれて答えられる人は少ないでしょう(北岳です)。
人は1位は覚えますが、2位以下は覚えません。ブランディングにおいて「1番になる」ということは非常に効果的なのです。
そのため、まずは「創業者のためのロゴデザイン専門会社」など、商品・地域・客層を組み合わせながら勝負するフィールドを絞り、「小さな1位」を勝ち取り、その商圏でのブランディングに成功させましょう。
その後で、チラシ・Webページ制作へと事業を拡大していけば良いのです。
以上、今回は自社の独自性のつくり方について、説明させて頂きました。
当社では、自社が1番に走れるフィールドを創造することができる、マーケティング入門講座を毎月開催しております。ご興味のある方はぜひお気軽にご参加・お問い合わせください。
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この記事の詳細を見る2023-01-06 仕事を通して自分自身の人生ビジョンを実現する

こんにちは!コンサルタントの佐藤です。
新年第1回目のマーケティングブログになります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ところで、皆さんは年頭の誓い、新年の抱負はたてましたでしょうか。
今年一年のビジョンやなりたい姿を想像しましたでしょうか。
何かと楽しみの多い年の初めに、一年後の自分を思い描くことは、時間を作らないとなかなかしないことですが、ぜひ考えてみていただきたく今日のブログでお話させていただきます。
皆さんは何のために働いていますか。
生きていくためにしょうがなく働いていますか。
会社から求められているからでしょうか。
それとも自己実現のためでしょうか。
先日ある会社の社員さんとお話ししました。この会社は社員さんにやる気をもって仕事をしてもらい、会社の業績を上げたいと思っていました。
社員さんとお話してわかったことは、彼らは、自分自身のビジョンを持っていないということでした。会社にビジョン、目標が必要なことはわかるかと思いますが、自分自身については考えたこともなかったようです。
「仕事をしていく上でのビジョン」と「自分自身のビジョン」
この2つはまったく関係のないものでしょうか。
私たちが普段、仕事をしていて認識しているのは、仕事上の自分のビジョンであり、仕事をしていく中でどうなっていきたいかや、どのように会社や顧客に貢献していくかというものであり、それは自分自身のビジョンとは関係ないものと思っていたりします。
仕事上でどうなりたいかということは考えたことがあっても、自分自身がどうなりたいのかについては考えることはなかったりします。
実は、自分の人生のビジョンについて考えた事がない人がほとんどなのです。
世の中の多くの人が「自分の人生ビジョン」について考えず日々を過ごしています。そして日々に流されて、なんとなく一年が過ぎて行ってしまいます。
では、どう考えたらいいのでしょうか。
「仕事でのなりたい姿」の先に「自分自身のなりたい人生」がある
つまり
仕事を通して自分自身の人生ビジョンを実現するというものです。
最終目標は自分のなりたい姿であって、
仕事を通してそれに向かっていくというものです。
具体的には以下の3つを行ってみてください。
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この記事の詳細を見る2022-12-21 あなたのお店の「推し」は? イチオシ商品のすすめ
「あなたのお店のイチオシ商品はなんですか?」
こんにちは! コンサルタントの石田和晋です。先ほどの質問に答えられない、「うちは全部おすすめです!」と答えた方は要注意かもしれません。今回は「イチオシ商品のすすめ」と題して、商品仕入れや開発にまつわるテーマをご紹介します。ぜひご一読ください。
(さらに…)
この記事の詳細を見る2022-12-15 ニーズを活かしたマーケティング戦略のヒント

こんにちは!コンサルタントの山倉です。
こちらの記事では、「ニーズを活かしたマーケティング戦略のヒント」といたしまして、顧客のニーズを探りマーケティング戦略に役立てる手法について考えていきたいと思います。
消費者ニーズが多様化する中、売れる商品作り、マーケティング=売れる仕組みづくりにはニーズを探ることが大切です。そのような中で、今回の記事がニーズを掴む手法としてヒントになりますと幸いです。
今回は、ニーズを活かしたマーケティング戦略のヒントとして
・ニーズを探るとは?
・どうやってニーズを掴んだらよいの?
・ニーズを活かしたマーケティング戦略を立てるには?
このようなお悩みに向けた書いた記事です。
(さらに…)
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