事例

群馬県嬬恋村の嬬恋村商工会様より、業務における生産性を高めるための生産性向上プロジェクトのご依頼を頂きました。

生産性向上プロジェクトの目的

　「この業務は本当に必要なのか？」「このツールを使えばもっと短時間でできるのではないか。」といった、生産性向上における不満は誰もが持っているもの。一方で、各自の瞬間的なその想いを、社内で共有できる機会はほとんど無いのではないでしょうか。

　当プロジェクトでは、そのような各自の課題感をメンバー間で共有し合い、合意をしたうえで、生産性向上に向けた新しい取り組みを決めます。
　そして取り組みを進めるうえでの第一歩としていただくことを目的としています。

ご支援内容

120分×3回のプロジェクト会議を実施
各自が感じている業務上の課題を洗い出し、全員で解決策を考えていく、ワークショップ形式でのご支援です。

嬬恋村商工会様では、経営指導員様を筆頭に経営支援員・記帳指導員と全職員からご参加いただき、自会の業務改善に取り組んでいただきました。

嬬恋村商工会様における成果物（一部抜粋）

２回のプロジェクト会議を通じ、取り組むべき課題とその解決策が明確になりました。

中でも、取り組みやすさや効果性などを考慮した結果、下記5点については全3回のプロジェクトの進行中に既に改善取組を始めていただきました。

電話対応マニュアルについては、労働保険に関する問い合わせを受けた際に、担当者以外の職員でも対応ができるよう、会員様の要望や状況に合わせてお伝えすべき情報を整理して作成しました。今後は労働保険に限らず、様々な会員様からの相談に合わせてマニュアルを作成される予定です。

これまであまり運用したことがなかったGoogleアプリについては、その場で実際にアカウントを作成してテスト利用を行ったり、理想的な使用事例をご紹介するなど、初めの一歩を踏み出すことができるようフォローさせていただきました。

成果創出のための3つのポイント

1. 「どうせできない」と思わずに理想の姿を言葉にして共有すること。
2. 「これはできそうだ！」と思うことはすぐに実行してみること。
3. 「難しい」と感じる課題でも、まずは試験的に取り組んでみること。

グローカルマーケティングのコンサルタントから、上記３つのポイントを抑えたファシリテーションを提供します。

お客様の声

　嬬恋村商工会では、会員事業所から求められる支援ニーズが年々多様化・高度化・複雑化していることを感じておりました。そうした要望に応えていくためには、職員の支援スキル向上はもとより、限られたリソースのなかで、業務の効率化や生産性向上を図りつつ、会員サービスの品質を高めていくことが重要となっていました。各職員のスキルも、経験も、職責も、労働条件も異なるなか、単なる対処療法だけで、それらを実現していくことに高いハードルを感じていました。

　今回、生産性プロジェクト支援により、各職員が目的を共有したなかで、それぞれが感じる問題点や意見を発散していきました。それらを深掘りしていくことで、共通課題を浮き彫りにしていくことができました。その課題解決に向けては、新たなデジタルツールの活用だけに拘らず、すぐに実践可能なルールやスクリプトの策定といったことにも結びつきました。
　業務改善を実現するためにどうするべきかという目的に向かって職員全員が取り組むことで、一人ひとりにその意識が醸成され、これまで以上に職場内の一体感をつくることができたことが、何よりの成果だとも考えています。
　今後も、この一体感を大事にしながら、地道に取り組みを続けることで、さらなる業務改善と会員サービス向上に努めてまいります。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（経営指導員：磯野様）

今後は、プロジェクトで抽出された課題を進めて行かれるとのことで、特にGoogleアプリをはじめデジタルツールの活用に注力していきたいとのことです。

嬬恋村商工会様、ありがとうございました！