事例

創業150周年を迎えた酒造のリブランディング&クラウドファンディング伴走支援【達成率400%超】

2026.02.19
企業名
恩田酒造株式会社様
業種
酒造
ホームページ
https://maitsuru.com/

新潟県長岡市で150年にわたり、自社での米作りから一貫した酒造りを続ける恩田酒造株式会社様。5名という少数精鋭で旨口の独自の日本酒を守り続けてきた歴史のある酒蔵です。
今回、150周年という節目を機に、リブランディングと、新たなブランド立ち上げとそれに合わせたクラウドファンディングのご支援をさせていただきました。

≪ご支援内容≫

誰に:消費者理解に基づいたターゲット設定

縮小傾向にある日本酒市場において、年齢や性別といった属性のみでターゲットを絞りすぎると、機会損失を招く恐れがあります。そこで今回のご支援では、表層的な属性ではなく、「知識欲」や「承認欲求」といった消費者の欲求に着目し、ターゲットの再定義を行いました。
具体的には、日本酒に興味を持ち得る層を「広義のターゲット」として捉えつつ、その中でも自社の強みと親和性の高い層を「狭義のターゲット」として設定する二段構えの設計を行いました。これにより、機会損失を防ぎながら、どの価値を、誰に向けて訴求すべきかという今後の活動の方向性を明確にしました。

何を:自社の特徴を活かした提供価値の発掘

欲求レベルでの消費者理解を通じて設定したターゲットに対して「どのような価値を提供すべきか」を明確化しました。その過程で、自社の強みや特徴を改めて洗い出し、価値の再定義を行いました。
一見、弱みに見える要素であっても、多角的に捉えることで、強みとして打ち出せる場合もあります。このような考えを踏まえ、同社の米作りから一貫した酒造り150年の伝統と、新たな日本酒を提供し続ける姿勢を象徴する言葉として、新たなブランドメッセージ【 米を信じ、SAKEを醸す。 】を創出しました。
ブランドコピーは、企業やブランドを端的に表すものであり、社内の意識の統一や、商品開発・販促活動など各種取り組みに一貫性を持たせる上で、重要な役割を果たします。

どのように:ブランドを伝えるための重点施策の決定

この段階では、実行に必要なリソースや実現可能性を踏まえたうえで、重点的に取り組む施策を選定しました。その中核施策として位置づけたのが、「新しい日本酒の継続的な製造」です。伝統を大切にしながらも、常に新たな日本酒を世に届け続ける取り組みは、ブランドコピーである「米を信じ、SAKEを醸す。」を体現するものといえます。
加えて、商品そのものだけでなく、顧客体験価値の向上や情報発信の強化といった観点からも施策を整理し、ブランドの世界観が一貫して伝わる設計を行いました。

クラウドファンディング伴走支援

創業150年という節目を、新たなスタートと捉え、新商品シリーズの立ち上げもご支援させていただきました。150年間にわたり培ってきた米作り・酒造りの知見を活かしつつ、飲み手を飽きさせないことを目的に開発したのが、新商品ブランド 『 米の恩返し 』 です。本ブランドシリーズは、ロットごとに「EP1」「EP2」とエピソードを重ねていく設計とし、同じ酒質のものは存在しません。まるで物語が進んでいくかのように、消費者へ新しい味わいの日本酒を提供できるものになっています。
この新ブランドの立ち上げにあたり、クラウドファンディングを活用。プロジェクト成功の鍵となるタイトルやメインビジュアル、プロジェクトページの構成・ストーリー設計について、議論を重ねながら準備を進めました。
プロジェクトは2025年12月から2026年1月までの約2か月間実施。目標金額である30万円は、開始からわずか12時間で達成し、最終的には130万円を超える支援を獲得。目標達成率400%以上という結果となりました。

▼クラウドファンディングのプロジェクトページ(Makuake)
創業150周年の新潟の酒蔵がチャレンジする新ブランド『米の恩返し』

≪お客様の声≫





【恩田酒造株式会社 恩田社長】
今回コンサルティングをお願いし、自社の強みや課題が明確になりました。感覚に頼っていた部分を言語化していただき、戦略と行動計画が具体的になったことで、社内の方向性も揃いました。伴走型で親身に支援してくださり、小さな一歩を積み重ねることができ、自信が持てています。成果だけでなく、考え方そのものが変わる貴重な機会でした。

【恩田酒造株式会社 坂東様】
グローカルマーケティングさんとの会議では、日々の業務が戦略とどう結びつくのかを丁寧に示していただきました。目の前の作業に追われがちでしたが、目的が明確になり、優先順位が整理できました。具体的なアクションプランと振り返りの仕組みがあることで、自信を持って提案や実行ができるようになりました。社内の一体感も高まったと感じています。

≪最後に≫

今回の支援では、単に「ロゴを変える」ようなデザイン・ビジュアル的なリブランディングではなく、「消費者の欲求レベルからの理解」と「一貫した施策の計画」を軸に据えました。これにより、150年の伝統を活かしつつ、現代の市場に適した新たな方向性を定めることができました。

ブランドは、企業の規模にかかわらず事業の方向性を明確にし、意思決定の軸となる「灯台」のような存在です。私たちは、業界特有の課題や企業ごとの状況に寄り添いながら、マーケティングの知見をもって、挑戦する企業様を全力でバックアップいたします。

また、クラウドファンディングは単なる資金調達の手段にとどまらず、テストマーケティングや認知拡大を同時に実現できる有効な機会でもあります。よって、短期的な資金調達だけでなく、その後の事業展開を見据えた多角的かつ中長期的な視点で設計することが、クラウドファンディングを成功させる上で重要です。私たちは、こうした考え方のもと、マーケティングの知見を活かしながら、クラウドファンディングに挑戦する事業者様の成功をサポートいたします。

本事例のようなリブランディングや、新商品の販路開拓について詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください!

私が担当しました!
韮澤 飛人

コンサルティング部 コンサルタント

【“熱い気持ち”でお客様に寄り添います!】 お客様に親身に寄り添うことを大切に、マーケティングとSNSのご支援を中心に活動しています!まずはお気軽にご相談ください!

堀 美穂

営業部 シニアプランナー

新潟から発信したい、新潟の良いところをもっと伝えたい。私はそんな想いでお客様の課題に寄り添い、解決策を一緒に考えていきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー新潟県の公式サイ…

マーケティング・人財採用育成・デジタル業務効率化に関するお問い合わせはこちら

お気軽にお問い合わせください。

  • 売上を伸ばすために何から手を付ければいいか分からない。
  • 人手不足で困っている、募集しても集まらない。
  • せっかく採用できても定着しない。
  • 社員の育成に力を入れたい。
  • デジタルを活用した業務効率化を図りたい。
  • 生成AIを活用したいけど何から取り組めばいいか分からない。