代表取締役CEO
本プロジェクトは、社会に内在する課題を発見し、企業の経営資源を以て解決に導く新たな価値を創造するビジネスモデルを生み出し、新潟県の燕三条エリアの持続可能な成長につなげていくことを目的として新潟経営大学様の産学連携事業である新潟県央地域・未来人材育成コンソーシアムが主催で実施したものです。地元企業の方々を中心にご参加いただきました。
≪ご支援内容≫
プログラムの構成は、地域の課題を発見し、それをビジネスに落とし込む一連の流れが体系的に学べるものにしました。
そして、「価値創造の内容をビジネスモデルキャンバス(ビジネスの構造を視覚的に分かりやすくまとめるフレームワーク)に書き起こし、その内容でプレゼンテーションを実施する」ことをゴールに設定した全10回のプログラムを実施しました。
ビジネスモデルキャンバスのフレームワークを通じて、「誰に向けたビジネスなのか」「どのような価値を提供するのか」「どのように収益をあげていくのか」といったことを整理することで、新規事業の質の向上や構造の理解に繋げることができます。
マーケティングにおける「誰に」「何を」「どのように」だけに限らず、価値提供のためのリソースや、コスト・収益が発生するポイントや行動についても具体的に検討することで、知識レベルだけでなく実践に繋がるアイデアの整理を行うことができます。
特に、今回のプログラムでは下記3点に重点を置いて実施しております。
①少人数制で一人ひとりに寄り添いながら実施
多数を対象に一方的に講座を行うセミナースタイルではなく、少人数で実施し、一人ひとりの受講者と対話をしながら進めました。
②ワークショップやディスカッションを交えた実践的な内容
毎回ワークショップやディスカッションを行い、参加者の方々が主体性を持って受講できるような内容としました。
③最終回に公開型のプレゼンテーションを実施し成果を共有
より実践的な内容にするために、最終回にコンソーシアムメンバーや受講企業の管理職の皆様をお招きして成果発表の場を設けました。全体でプレゼンテーションを共有することで、新たな価値の創造につながるきっかけとなりました。
参加者の皆様が討議の回数を重ねるにつれ、また参加者同士のフィードバックを通じて、地域の課題解決への意識が高まっていく姿が印象的でした。
今回構築した新たなビジネスモデルを社内でのプロジェクトに昇華していただきたいと強く感じるような、実りのある全10回のプログラムだったと実感しております。
マーケティングやビジネスの体系的な学びの場を、学生や地域企業の方々に提供したいという想いをお持ちの教育関係者の方はぜひお気軽にご相談ください。