コラム

WEB広告を活用してオンラインショップへの集客を加速させる方法

2020.08.20

(2024年1月5日更新)
こんにちは!WEBマーケティングコンサルタントの武田知浩です。

この記事では、オンラインショップ運営で非常に重要な集客方法の一つとして「WEB広告の活用」についてその種類や内容についてわかりやすくお伝えします。

・オンラインショップを開設したけど集客がうまくできない。
・SEO対策、SNS活用など色々試したがお客さんが来てくれない。
・WEB広告を使ってみたいけど何をどうすればいいか分からない。

このようにお考えの方に向けて書いた記事です。始めてWEB広告を使う方にも扱いやすいものだけを厳選して「広告内容」「メリット・デメリット」「配信内容」「課金方法」などを分かりやすく比較してご紹介します。オンラインショップへの集客にお困りの方の参考になれば幸いです。

なお弊社では、「オンラインショップ運営」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

初めての方でも使いやすいオンラインショップ向けWEB広告の種類と内容

WEB(インターネット)上で配信できる広告の種類はたくさんあります。それぞれに得意とする内容も異なりますので、今回は初めてWEB広告を使う方に向けて種類を絞ってご説明します。

・検索連動型広告
・ディスプレイ広告
・動画広告
・ショッピング広告
・リマーケティング広告
・SNS広告

このようなものがございます。それぞれについてご説明していきます。

検索連動型広告(リスティング広告):比較検討段階のユーザーをオンラインショップへ

内容検索エンジンの検索結果に表示される広告。検索キーワードに対して広告が配信される。
メリットニーズ(需要)が顕在化しているユーザーに届きやすい。
デメリット同じキーワードに出稿する競合が多いと広告費が高くなる傾向にある。また、購買意欲が高いため、決断を後押しする着地ページ(ランディングページ)の質も重要。
配信場所Google、Yahoo!の検索結果画面を中心に表示される。
表示内容テキスト(見出し文、説明文、オプション表示)
課金形式クリック型課金(クリックされて初めて費用が発生する)

ワンポイントアドバイス:自ら検索行動をとるユーザーに対して広告を配信することができるので、成果までの距離が一番短いです。また1回クリックされるごとに課金されるため、比較的無駄な広告費を抑えることができます。画像や動画を作る必要もないため広告配信までのハードルも低いです。ただし「キーワード選び」「クリックしたくなる広告文作成」には力を入れる必要があります。また購買意欲が高いためクリック先のページに魅力がないとすぐに離脱される恐れがあるため、リンク先ページにも注意を払う必要があります。

関連記事: WEB広告を活用してリニューアルしたホームページやオンラインショップへの集客する方法

ショッピング広告:オンラインショップの定番広告!画像で魅力を訴求!

内容検索エンジンの検索結果に表示される広告。(Google検索エンジンのみ)
メリット商品画像、商品タイトル、価格、販売主が一目でわかるので購買訴求度が高い。
デメリット配信設定が煩雑
配信場所Googleの検索結果画面を中心に配信される。
表示内容ECサイト登録商品情報(商品画像、商品タイトル、価格、販売主)
課金形式クリック型課金

ワンポイントアドバイス:ECサイト運営者が一番最初に取り組むべき広告です。ただし広告配信の設定が煩雑なため、Googleショッピング広告の配信が可能なECサイト構築サービスを最初から選択することがおすすめです。

「カラーミーショップ」「メイクショップ」といったECサイト構築サービスでは簡単にGoogleショッピング広告に掲載することができます。

ディスプレイ広告:潜在的な興味関心があるユーザー層にオンラインショップを認知してもらう!

内容WEBサイトやアプリの広告枠に表示される広告。コンテンツに対して出稿する。
メリット認知を広げ、ブランドイメージを高めたい際に適している。
デメリットすぐに購入や問い合わせに繋がらない傾向にある。クリエイティブ(バナー画像等)のクオリティも重要になる。
配信場所GDN(Googleディスプレイネットワーク)、YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)上に配信され、WEBサイト、ニュースメディア、ブログ、アプリ等の広告枠に表示される。GDNとYDNで配信先が異なる。
表示内容画像クリエイティブ、動画クリエイティブ、テキスト
課金形式インプレッション型課金、クリック型課金

ワンポイントアドバイス:インターネット閲覧時、アプリ使用時にユーザーに対して自然な形で露出を図ることができます。配信設定を上手に設定することで、自社商品、サービスに関心を示しやすいターゲットに配信することもできます。

ただしニーズ(需要)が顕在化していないケースが多く、クリックからすぐに成果に結びつくことは少ないです。またアプリ操作時の誤クリックによる課金も発生してしまうので配信設定を慎重に行い無駄を少なくすることが求められます。地域、対象ユーザー、配信場所を絞って始めることを推奨します。

動画広告:ある程度予算があるならオンラインショップの認知度向上に役立つ!

内容YouTube上、WEBサイトやアプリの広告枠に表示される広告。
メリット動きがあるのでバナー画像(静止画)に比べ注目されやすい。
デメリット動画クリエイティブのクオリティを高くするための工夫が必要となる。
配信場所GDNに従来のバナー画像の代わりに動画広告を表示。Google広告では、YouTube上へ広告を配信することができる。
表示形式動画クリエイティブ
課金形式インプレッション型課金、クリック型課金、視聴型課金

ワンポイントアドバイス:静止画よりも動画の方が注意を引き付けやすいため近年増加してきている広告手法です。特にYouTube内に配信されるものが主流です。動画の始まる前、動画の途中、関連動画欄の中、様々な場所に配信することができます。

動画冒頭や途中に配信する場合には特にクオリティに注意が必要です。思わず見入ってしまうような動画、一瞬で注意を引き付ける動画を作成しないと成果が期待できません。当たればデカい広告手法と言えます。

SNS広告:ユーザー層を見極めて使い分ける!

内容各SNS上で配信される広告。Facebook広告、Instagram広告、X広告、LINE広告など。
メリットユーザー属性などの細かいターゲティング設定ができる。また拡散が期待できる。
デメリットSNSを使用しているユーザーにしか届かない。広告によりブランドイメージ毀損のリスクもある。
配信場所Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE等の各SNS内へ広告を配信。フィード面、ストーリーズ面、タイムラインなどへ配信できる。一般投稿と同じような形式で表示される。
表示形式画像クリエイティブ、動画クリエイティブ、テキスト
課金形式インプレッション型課金、クリック型課金、など多数あり

ワンポイントアドバイス:SNSごとに特色があります。Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、LINEを比べても、性別・年齢層・投稿タイプなどが大きく異なります。自社商品、サービスと相性の良いSNSを見つけることが最初の一歩です。

ユーザーターゲッティングに関してはFacebook/Instagram広告が優れています。広告の拡散性に関してはX広告が優れています。

まとめ:オンラインショップのWEB広告運用で注意したいこと

広告の配信も比較的簡単に行うことができます。また一日500円、1,000円という予算から始めることもできます。お金を費やして集客するので、広告費用対効果が重要になります。広告費を垂れ流して全く成果につながっていなければ意味がありません。広告を出すからには成果の把握と継続的な改善が重要です。

また潤沢な資金があれば別ですが、WEB広告集客に頼らないショップ運営が本質的に重要です。つまり一見のお客様だけを求め続けるのではなく「いかにしてリピーター育成をするか」という観点が必要です。WEB広告を活用して新規のお客様をある程度確保出来たら、そのお客様に何度もリピートしてもらうことにお金と時間と知恵を使うようにしてください。WEB広告をずっと出し続けられるのは潤沢な資金を持っている一部のショップや利益率の高い商材を扱っている場合だけです。

関連記事: オンラインショップの運用改善に取り組む手順を解説

なお弊社では、「オンラインショップ運営」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

私が担当しました!
武田 知浩

コンサルティング部 シニアコンサルタント

やるべきことを決め、決めたことをやり切る!貴社の『プロジェクトマネージャー』として伴走支援します! 私は、中小企業・小規模事業者様に適した「デジタルマーケティング戦略の構築」と「施策実行のサポート」が…

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