コラム

【商売繁盛の鍵】商品・サービスの魅力を伝える10のコツ

2023.10.19

こんにちは! コンサルタントの石田和晋です。

皆様のお店や会社では、どんな場面で商品・サービスを紹介していますか?
店頭、ECサイトやホームページ、SNSなどリアル/オンラインを問わずいろんな場所で機会があることと思います。しかしオンライン上では「見れば分かる」「食べれば分かる」は通用しません。

リアルの店舗であっても試食や試用ができない、常に接客に人手を割くことが難しいこともあるかもしれません。そんな中でもお客様に安心して、「買いたい!」と思っていただくためには、商品・サービスの魅力をしっかりと言葉で表現してあげる必要があります。

今回は「商品・サービス紹介に使える10個の切り口」をご紹介します。私自身ご支援の場でも使っている実践的なテクニックですので、ぜひ自分のお店の商品・サービスを思い浮かべながらお読みいただければ幸いです!

なお弊社では、「販促手法」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

商品・サービス紹介10の切り口

まずは結論優先!ということで10個の切り口を紹介いたします。すでに明文化できているものもあれば、まだまだ深掘りできる余地がある項目もあるのではないでしょうか?

①材料、原料、素材
②製造方法、調理方法
③五感(味、食感、香り、手触り)
④ボリューム(数量、大きさ、シルエット)
⑤おすすめの楽しみ方、組み合わせ
⑥利用シーン
⑦作り手、サービス提供者の情報
⑧実績、評判、人気の裏づけ
⑨お客様の声、コメント
⑩店長のひとこと、選んだ理由

項目だけではイメージがつかないと思いますので、「手作りソーセージのお店」を想定として、記入例を作ってみました。あくまで架空のお店の架空の商品なので、ごく簡単に書いていますが、切り口の捉え方の参考にしていただけたら幸いです。

商品名:うまさぎっしりソーセージ
・新潟県産の越後もち豚をふんだんに使った当店イチオシのソーセージです。(①材料)
・当社独自の技術でお肉を熟成させたのち、10種のハーブを調合した特製スパイスをふんだんに詰め、じっくり30分以上時間をかけて燻製しています。(②作り方)
・粗挽きの豚肉のむっちりとした食感と、タイムやガーリックの深い香りが楽しめます。(③五感)
・通常ですと1本20gぐらいですが、当店のソーセージは1本約30gと食べ応え抜群です。(④ボリューム)
・フライパンで皮目がパリッとするまで焼いて、キリっと冷えたビールと一緒に召し上がるのがおすすめです。(⑤おすすめの楽しみ方、組み合わせ)
・週末の贅沢な食事やバーベキューのとっておきの1品として食卓を華やかにします。(⑥利用シーン)
・本場ドイツで3年間修業してきたオーナーが1つ1つ手作りしています。(⑦作り手の情報)
・当店創業以来のロングセラーで、おかげさまで年間10,000箱売れています。(⑧実績)
・「毎年のお歳暮に欠かさず買っています。親戚一同から大好評でリピートしています!(新潟市・Aさん)」「最近はわが家のBBQの定番になっています。皮のパリっとした食感がやみつきです(長岡市・Bさん)」(⑨お客様のコメント)
・余計なものは入れずに、お肉の旨味を引き立たせるようなスパイスの調合をしました。ぜひ、シンプルにソーセージそのものの味を楽しんでいただきたいです。(⑩店主のひとこと)

洗い出した切り口をどんな風に使うのか、多いにこしたことは無いですが「伝えたい!」という思いが先行しては、読み手であるお客様に伝わりません。各媒体でのポイントをまとめてみました。

①ECサイト、ホームページ

ECサイト、特に個々の商品ページやブランドコンセプトを訴求するページにはなるべく多くの要素を盛り込んであげましょう。商品の情報量を増やすことでお客様の購買意欲を書きたてることができ、SEO対策にもつながります。

とはいえ、だらだらとした文字情報だけでは読むのに疲れてしまい、かえって買う気がそがれてしまうリスクもあります。適切に段落をブロックとして区切る、魅力的なバナー画像や写真を添える、「購入はこちら」といったボタンや購買行動を促す言葉を適切なバランスで掲載する、といった読みやすさへの配慮が必要です。

②SNS

SNS、特にInstagramでは画像が勝負!!というのはご承知の方も多いと思いますが、「そもそもどんな画像がいいのか」、「画像でどんな売り・強みを訴求するのか」を考える時にこの10の切り口が役立ちます。

こだわりの素材を打ち出すのであれば原材料や産地の画像を盛り込む、作り方に焦点を当てるなら製造工程の動画をアップする、人気商品であることを伝えるならお客様が楽しんでいる様子の写真を上げる、などなど様々なアプローチができます。同じ商品だとしても切り口を変えることで、見た方に違った印象を与えることができます。おすすめは「1投稿×1切り口」です。ネタ切れを感じた時に使ってみてください。

③POP

アナログな手法ですが、販売員の代わりに接客してくれるマーケティング施策の1つです。皆さんもPOPを見て「買わないつもりだったけど思わず買ってしまった」「最後まで迷っていたけど、1ランク上の商品を買った」なんて経験があると思います。

商品の見た目・パッケージ、価格だけでは届けられない「プラスアルファ」の情報を届けることでお客様に気づきやヒント、ワクワクを提供する、そんな効果が期待できます。こちらもSNS同様スペースに限りがあるため、「1POP×1切り口」の活用をおすすめします

それでも書くのが難しいときは?

「そんなことを言われても、文章を書くのが苦手で…」とお困りの方に向けて、最後にちょっとした裏ワザをご紹介します。それは「実際にお客さんに接客するつもりで商品・サービスを紹介してみる」という方法です。

スタッフの方(できれば商品知識が少ない方)にお客さん役になってもらい、接客の様子を録音するだけです。本当に売りたい、価値を届けたい商品・サービスであれば綺麗な文章でなくても、何かしらのこだわりやお客様へ伝えたい重要なキーワードが自ずと出てくるはずです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「商品・サービス紹介の10の切り口」と題して文章作成のテクニックをご紹介いたしました。最後までご覧いただきありがとうございました。

「やっぱり文章を作るのに苦手意識がある」「ありきたりの文章しか書けない」「このテキストで魅力が伝わるか不安」

こんなお悩みをお持ちの際はぜひ、お気軽にご相談ください。一緒にお客様へ魅力を届けていきましょう!

なお弊社では、「販促手法」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

私が担当しました!
石田 和晋

コンサルティング部 マネージャー

「うちみたいな小さなお店なんて…」と思っていませんか? どんなお店であっても、きっとお客様にご満足いただける魅力や強みがあるはずです。 私は【小さなお店のパートナー】として主にBtoCの小規模事業者や…

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