コラム

社員の成長を促す!人事評価制度策定のポイント

2025.04.03

こんにちは!グローカルマーケティングの八田元之です。

今回は、当社グローカルマーケティングが策定支援を行う人事評価制度について、制度策定にあたり大切にしている考え方をお伝えさせていただければと思います。

私自身、これまで様々な業種・規模の中小企業様で人事評価制度策定のお手伝いをさせていただきました。

その中で、どの会社でも共通して重要となる1本の軸がございます。

既に社内で人事評価制度を運用されていらっしゃる組織はもちろん、まだ人事評価制度を導入していない組織においても、ぜひ今後の評価制度の検討にお役立ていただけたらと思います。

▼ 目次はコチラ ※クリックすると該当の箇所までスクロールします。  

人事評価制度の目的

 企業経営において人事評価制度は欠かせない制度の一つですが、その制度設計と運用の目的が明確でないまま導入されてしまうケースが少なくありません。多くの企業では、人事評価制度を「給与を決めるための仕組み」と捉えており、制度そのものが評価と報酬の連動に終始してしまっているのが現状です。

 確かに、評価と報酬を連動させることは、社員にとってのモチベーションとなり、昇給・昇格に対する納得感を高める効果はあります。しかし、グローカルマーケティングが策定支援を行う人事評価制度では、その「報酬への反映」はあくまで副産物であり、本質的な目的とは位置付けていません。

私たちが大切にしているのは、「人事評価制度を通じて社員一人一人の成長を促し、その成長を通じて企業全体の競争力を高めていく」という視点です。人事評価制度は、単なる点数付けや序列決定の道具ではなく、「人財育成のための仕組み」であるべきだと考えています。

人財育成を目的とした評価表の設計

 この理念は、評価表の設計にも明確に表れてきます。評価表は、数値化や機械的な点数集計に偏ることなく、社員が自らを振り返り、評価者からのフィードバックを受けて学び、成長に繋げられる設計を徹底します。

 たとえば、評価項目では「業績貢献度」といった成果面だけでなく、「全社員に徹底してもらいたい行動基準」や「仕事の進め方」など、日々の仕事の中で表れる行動面を重視しています。この「行動」に評価の軸を設けることがポイントです。

 なぜ当社が「行動」を評価の軸に設定するかというと、考え方や価値観といった「思考」が第三者(評価者)に見えるシーンは「行動」となって表れたものであり、また成果が出るためには適切な「行動」が必要だと考えるからです。だからこそ、評価項目の内容は「~~している」といった行動ベースでの表現となります。

 そして、それらの評価項目に対して、評価者が具体的な行動を挙げながら根拠を以て評価を記入し、面談を通じてフィードバックを行うことで、被評価者が自身の課題と成長ポイントを認識できる仕組みとなっています。

 このような制度設計は、大企業では運用コストの観点から難しい場合もありますが、中小企業だからこそ、社員一人一人に向き合った制度運用が可能であり、それが大きな強みとなるのです。

シンプルかつ実行可能な評価制度

 さらに、私たちは評価制度の「運用面」も重視しています。多くの企業では、初めて人事評価制度を導入する際、網羅的かつ詳細な評価項目を設けようとする傾向がありますが、結果として適切に運用されない事態を招く恐れがあります。

 複雑すぎる評価表は、評価者も被評価者も評価のたびに時間と労力を要し、結果的に制度が形骸化し、定着しないことが多いのです。そこで、グローカルマーケティングでは、初めて人事評価制度を導入する企業にも運用しやすいよう、あえて「シンプル」な評価表を設計します。

  シンプルであっても、評価項目は厳選されており、「この項目があれば社員の成長を促すことができる」「この観点で評価すれば、適切なフィードバックができる」という実効性のある項目に絞り込んでいます。

 制度は導入して終わりではなく、継続的に運用されてこそ意味があります。そのための工夫を惜しみません。

評価者に求められる心構えと役割

 人事評価制度が機能するかどうかは、「評価者」にかかっていると言っても過言ではありません。制度としてどれだけ優れていても、評価者が適切に運用しなければ、制度は機能不全に陥ります。

 特に、評価者によるフィードバックは、被評価者の納得感やモチベーションに大きな影響を与えます。グローカルマーケティングでは、評価者が「なぜこの評価になったのか」を根拠をもって説明できるようになることを重視し、そのための評価者研修を必ず実施しています。もちろん、当社社内の運用としても、組織体制変更などにより新たな評価者が増える際には、必ず評価者研修を実施しています。

 評価者研修では、実際のケーススタディを用いながら、「この行動は評価項目のどこに当てはまるのか」「どのように評価し、どのように伝えるか」までを実践的に学んでいただきます。これにより、評価者自身が評価の基準を理解し、根拠をもって評価・フィードバックできるようになります。

  また、評価制度の目的が人財育成である以上、フィードバックは「定期評価のタイミングだけ」で終わるものではありません。日常の中でのタイムリーなフィードバックこそが、成長の土台です。行動から間を置かずに指摘や称賛を行うことで、社員自身がその意味を理解し、改善や強化に繋げることができるのです。評価は蓄積された行動を基に行われるべきであり、その積み重ねを支えるのが日常のフィードバックなのです。

まとめ:組織の未来を創る人事評価制度へ

いかがでしたでしょうか?私たちグローカルマーケティングが提供する人事評価制度は、単なる報酬決定のための仕組みではありません。「社員の成長」と「企業の未来」を結びつける大切なツールとして位置付けています。

評価表の設計から運用、評価者育成に至るまで、すべてにおいて「人財育成」という視点を貫いています。制度を通じて社員が自らを振り返り、学び、成長していく。その結果として、企業としての競争力が向上する。これが、私たちが目指す評価制度のあり方です。

これからも、人事評価制度の整備を通じて中小企業の皆様と共に成長し、地域に根ざした強い企業づくりを支援してまいります。

人事評価制度の策定やマネジメントの育成について相談したいという方は、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

私が担当しました!
八田 元之

コンサルティング部長

営業・採用・DXの戦略から実行サポートまで、あらゆるお悩みについてお気軽にお話しください。BtoBビジネスを展開される貴社の"軍師"となります。

SNSで情報発信中