コンサルティング部 シニアコンサルタント
こんにちは!コンサルタントの山倉です。
こちらの記事では、「人財育成の基本と原則」といたしまして、育成のポイントをお伝えいたします。
人財確保難と共に、人財の多様性が進む中、指導職の方、企業にとって育成は重要な仕事なります。
そのような中で、今回の記事が成果を出す人財育成を考えるヒントになりますと幸いです。
なお弊社では、「人財育成」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。
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教育と育成
「育成」と似た言葉で「教育」という言葉がありますが、ビジネスにおいては、人材育成という言葉がマッチしていると考えています。
「教育」=教えて、育てること、と読み解くことができ、学校教育や義務教育など学生や子どもに向けて行われるものと感じています。
一方で、ビジネスはいかがでしょうか。
「育成」=育てて、成果を出すと読み解くことができると思います。ビジネスの現場では、育てるだけではなく、人財に成果を出してもらう必要があります。
このことからも、やはり人財育成という言葉がマッチしていると考えます。
また、弊社では、「人材」ではなく「人財」という言葉を使用しています。
人財は、企業にとって財産です。
この財産に、成果を出していただくためにも、基本と原則に立ち返った育成が必要ですし、そのためのヒントをお伝えできたらと思います。
人財育成の基本と原則
「原理原則に反するものは例外なく破たんする」
これはマネジメントの神様と言われるドラッカーの言葉をお借りしました。
人財育成においても、世の中の中心として考えられる「基本」、規律やルールとして「原則」が存在すると考えています。
基本があるから応用に活かすことができ、原則を知らなければ思わぬ失敗につながることもあるかもしれません。
今回、私が人財育成の基本と原則と考える3つをお伝えしようと思います。
①相手の強みに着目する
世界で大活躍している大谷選手も、弱みで見ると凡人以下のことがあるかもしれません。
育成において、「成果」を求めるためには、その人の強みに着目することが重要です。
強みを発揮できることであれば、その取り組みにやりがいを感じ、主体的に取り組んでいただける。成長も早く、早期戦力化が可能と感じています。
また、強みは育成により伸ばしやすい要素になりますが、弱みの克服には多くの時間がかかるケースも多いと感じています。弱みは、標準化やルール、組織力でカバーをしながら、その人の強みに着目して育成を図ることが一つ目のポイントです。
②成果を出すための知識とスキルに別けて育成をする
成果を出すためには、成果を出すために必要な知識とスキルが必要です。
この2つの要素を整理して、育成をすることが重要です。
成果がでない場合に、知識が足りないからなのか、スキルが足りないからなのか、このポイントを理解することができれば、成果を出すために必要な要素を育成することが可能となります。
「知識」と「スキル」に関しては、他のブログでも触れておりますので、ご参考ください。
また、知識とスキルを育てるためのツールを用意しておくことも大切です。
知識であれば、動画学習や知恵袋のようなノウハウの蓄積、スキルであれば、実務研修、ロールプレイングを行うことも有効な手法になります。
③経験学習のサイクルを回す
最後の3つ目は、経験学習のサイクルを回すです。
人は「経験」をして、
その経験に対して自ら「内省」をして、
そこからどうやったらうまくいったのか、
うまくいかなかった理由は何かなどから
うまくいく方法を「概念化」をして、
それで次はうまくいくために「実践」をして、
そしてまた「経験」を重ねる。
PDCAサイクルのように、この経験学習サイクルを回していくことで、成長していくポイントです。
人財育成においては、この経験学習をより良く回すために、OJTによる指導や1on1を通じて、「内省」を促し、「概念化」を手助けし、「実践」の後押しをして行くことも重要です。
また、かわいい子には旅をさせろというように、「経験」の機会を作っていくことも大切なポイントとなります。
ビジネスパーソンの基本と原則
最後にビジネスパーソンの基本と原則にも、3つだけ触れていきます。
①お客様の立場で考える
お客様とはクライアントだけではなく、社内の後続作業を担う人もお客様と考え、少しでも仕事がしやすい用に取り組むことが重要です。
「働く」とは「傍(はた)」を「楽(楽)」にすることです。
傍とは周りの人のことを指します。
自己満足ではなく、お客様満足を意識して取組みことが大切です。
②報酬を得ることの意味
あらゆるビジネスの本質は、お客様の「課題解決」にあります。
どのような職業においても同じことが言えると思います。
報酬はその対価であること、つまり自分がしたいことではなく、お客様の課題解決のために必要なことをやることが大切です。
また、金銭的報酬だけではなく、自己成長も真の報酬とも捉えられると思います。
③良好な人間関係が仕事の基盤
仕事をしていく上で、良好な人間関係がなければ、良い仕事など出来るはずもなく、
社内による人間関係でお客様にご迷惑をおかけするといったことはあってはなりません。
良好な人間関係を築くことは仕事の一部であり、企業で働く一人一人の責任でもあると思います。
良好な人間関係を作るために自ら働きかけることも大切ですね!
いかがでしたでしょうか。
今回は「人財育成の基本と原則とは」といたしまして、人財育成の基本と原則となるポイント、また、ビジネスパーソンの基本と原則にも一部触れてお伝えいたしました。
社会人基礎力等について解説し、自律行動できる人財への成長のサポートする新入社員研修なども承っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
なお弊社では、「人財育成」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。