コラム

中小企業・小規模事業者のWEBマーケティングはじめの1歩:取り組むべき施策

2020.06.20

(2024年1月8日更新)
こんにちは!WEBマーケティングコンサルタントの武田知浩です。

この記事では、中小企業、小規模事業者が取り組むべきWEBマーケティング施策に関するワンポイントアドバイスをお伝えさせて頂きます

新型コロナウイルスの感染拡大、感染予防により「新しい生活様式」が求められています。それに伴いリアルな場面から、オンライン上での動きが重要視されるようになってきています。皆様はWEBマーケティングに対応できていますでしょうか?オンラインビジネス、非対面型ビジネス、インタネット・SNSの活用、とにかく「人に会わない」やり方のことです。中小企業、小規模事業者が取り組むべきWEBマーケティングについて、また具体的な施策に関して解説していきますので、取り組みのヒントを見つけて頂ければ幸いです。

なお弊社では、「WEBマーケティング」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

中小企業、小規模事業者がWEBマーケティングに取り組む必要性

消費者行動を考える際の一つのフレームワークに「AIDMA(アイドマ)の法則」というものがあります。

かなり古くから提唱されている法則なのでご存じの方も多いかと思います。このAIDMA(アイドマ)の法則の発展形として、「AISAS(アイサス)の法則」というものがあります。
※株式会社電通が提唱し、商標登録もされています。

中小企業が取り組むべきWEBマーケティングのはじめの1歩

このモデルを通して伝えたいことは、「皆様のビジネス、事業をWEB上で知ってもらい、実際のお客様になってもらう行動をとっていますか?」ということです。ぜひ一緒に考えてください。

1.オンライン、WEB上で知ってもらう、気づいてもらうために何をしていますか?
2.知って終わりではなく、興味を引き付ける工夫はしていますか?
3.競合他社の商品、サービスよりも魅力的であることを精一杯伝えていますか?
4.購入してもらう、利用してもらう、来店してもらう、問い合わせてもらう、こうした行動の後押しはしていますか?
5.2回、3回とリピートしてもらうための工夫をしていますか?

どうでしょうか?皆様のビジネス、事業を振り返ってみてオンライン上でやっていることが出てきましたでしょうか?もし何もやっていないようであれば、「新しい生活様式」が求められるこれからの時代では非常に不利な状況だと言えます。

特に「知ってもらう、気づいてもらう」という部分をオンライン上で頑張らないと選んでもらえなくなる恐れがあります。少しずつでもオンライン上での取り組みを始めることが必要です。

中小企業、小規模事業者が取り組むWEBマーケティングはじめの1歩とは

これから本格的にWEBマーケティングに取り組みたいと考えた際に、何から始めればいいかお悩みになることもあろうかと思います。そうして色々調べている中でこの記事を見つけて頂いた方もいるかもしれませんね。一口にWEBマーケティングといってもその中身は非常に複雑で多岐にわたります。

・検索最適化(SEO対策)
・検索広告(Googleリスティング広告等)
・WEBサイト改善
・LP(ランディングページ)作成
・WP(ホワイトペーパー)作成
・コンテンツマーケ
・SNS広告
・オンラインセミナー(ウェビナー)
・MA(マーケティングオートメーション)導入
・WEB接客(チャットボット導入)
・EFO(エントリーフォーム最適化)

などなど非常にたくさんの施策があります。この記事では、中小企業、小規模事業者の方々が取り組むべき内容だけに絞っていきます。

最初の1歩としては、パソコンやスマートフォン、タブレット端末からアクセスできる「自分の城」を持つことです。オンライン(WEB)空間上に自分だけの場所を持つということです。自分の城には様々あります。

1.ホームページ
2.オンラインショップ
3.ECモール
4.Instagram
5.Facebook
6.Twitter
7.YouTube
8.LINE公式アカウント
9.Googleビジネスプロフィール
10.note、アメブロなどのブログサービス

ざっと一例を並べました。こういったツールを活用して自分だけの城を持つことが重要です。お金もかけずにすぐにできるのは、SNSやGoogleビジネスプロフィールの活用です。これらは会社、店舗のアカウントを作ればそこで自由に情報発信をすることができるようになります。

地域密着型ビジネスを行っている場合はGoogleビジネスプロフィールの活用は必須といっても過言ではありません。Googleビジネスプロフィールの管理を通して「写真の投稿」「最新情報の投稿」「口コミへの返信」を行うことで地域内での認知が向上していきます。

さらに一歩進んで本格的な自分の城を持つ際には、ホームページやオンラインショップの活用を検討してください。数百万円、数十万円かけなくても作成できる便利なサービスがたくさんあります。まずはWEB上に自分だけの城を持つことから始めてください。ただし、いきなり作り始めることは禁物です。

Instagram、X、LINE公式アカウント、YouTubeなどのソーシャルメディア(SNS)を始めることも重要です。一方的な情報発信だけではなく、コミュニケーションを取ることが出来ます。

さらに一歩進んだ施策としてWEB/SNS広告の活用も検討してください。折込チラシ、ポスティング、DMなどの紙メディアの広告を出している場合には、その一部予算をWEB/SNS広告に振り替えてみてはいかがでしょうか?皆様のビジネス、事業のお客様ターゲット、扱う商材により使うべき媒体は異なりますが、最近はInstagram広告がおすすめです。広告を配信する「地域」「年齢層」「性別」を自由に選択できます。また1日当たりの広告予算も「100円」程度から出すことができます。お試し感覚で出すには非常に適した広告だと言えます。

WEBマーケティングに取り組むうえで注意すべきこと

WEB上に自分だけの城を持つことはスタートラインに立ったことと同意です。ここから効果的な取り組みをしなければ、皆様の城はだれにも気づいてもらえません。見てもらえません。

・SNSのアカウントを作っても、投稿をしなければ意味がありません。
・ホームページ、オンラインショップを開設しても何もしなければ訪問者は増えません。

地道で継続的な取り組みが必要不可欠です。実際の店舗にお客様を集客するのが難しいのと同じ原理です。目に見えない分、オンライン上の方が難しいかもしれません。最初からこの部分を覚悟してWEBマーケティングに取り組んでください。

特に最初のうちは下記2点を意識してみてください。

1.知ってもらうための取り組み

チラシ、POP、ポスター、ショップカード、名刺などを作成して店舗等のリアルな場面を通して知ってもらう工夫をしましょう。これまでの事業運営で築き上げたリアルな消費者接点をフル活用してください。

2.発信する内容の見直し

・自社、自店舗のことをお客様に知ってもらうため
・競合他社と比較した違い、優位性を知ってもらうため
・お客様の役に立つこだわり、特徴を知ってもらうため
・お客様が喜ぶ情報
・お客様の課題、お悩みを解決する情報

このような目線で、発信する情報を見直していきましょう。はじめの1歩を踏み出し、歩み続けることが重要です。ぜひ新しい生活様式が浸透していく中、お客様から選ばれ続けるようにオンラインマーケティングの取り組みを加速させてください。

なお弊社では、「WEBマーケティング」について30分無料オンライン相談を承っています。ちょっとした事の確認・相談でも大丈夫ですので、こちらからお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

私が担当しました!
武田 知浩

コンサルティング部 シニアコンサルタント

やるべきことを決め、決めたことをやり切る!貴社の『プロジェクトマネージャー』として伴走支援します! 私は、中小企業・小規模事業者様に適した「デジタルマーケティング戦略の構築」と「施策実行のサポート」が…

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